レビュー一覧

兄弟、しかも義理とか腹違い兄弟ではなく一卵性双子というガチです。そこが地雷だという方はご注意を… 弟（攻）の心の声が聞こえるというのに加えて、兄（受）が突然昏睡状態に陥るという奇病を発症しているというファンタジー入ってます。タイトルとあらすじから、もっと激しい執着攻めを想像していたのですが（某小説のモデル長男X天然次男のような）思っていたよりはライトでした。理人（兄）の幼さというか割り切っちゃう性格のせいかな？　個人的にセフレ＝仕事上のパートナー設定は余計でした。

双子！兄弟！禁断！背徳感ーっ！はぁぁぁぁ……どちゃくそ滾りました。作者様ありがとうございます(((*´Д`)))類の心の声にぎゅーーーーんってなります。良いよ良いよ類ちゃん。映像の妄想内容も知りたいよぉ(鼻血)鬼シリーズも大好きでときどき読み返していますが、こちらも定期的に読み返して、うぉぉぉぉってなりますね。

途中まではとても良かったんですが後半失速しましたね。夜光花さんの攻めの執着度合いが年々薄れてる気がします。もっと狂気を孕んだ執着攻めがみたいですね。こちらはなんかあんま内容頭に残らなかったです。

大好きな夜光先生の作品、作品紹介だけでウキウキワクワクしてたのですが、ダークなお話を期待していたのとは裏腹に、リヒトの明るくて軽いノリにアレレとなっていました。が、急展開に切なくて、そこからのお話が気になって一気に読み終えました。なんだろう、推しはαもそうだけど、展開が早いというか軽いというか。先生のダークな作品が大好きなので、そこは物足りなく感じます。でも、一途な執着が大好物なので、先生の作品はやめられません。900円は高いなーと思いつつも、速攻購入してしまうのです。

前半の弟の執着はちょっと引きましたが、後半の展開はおもしろかったです。弟・類の兄への献身ぶりや抑え気味の感情表現、兄である理人の五年という空白に対する焦りや虚しさ、そして理人自身の中に芽生えた類への気持ちが上手く描写されていたと思います。

設定が好みど真ん中だったのでこの作品に出会えてよかったです。最後は思い合ってからのイチャイチャは少ないので、後日談好きな私としては続きを見せて！となりましたが笑でも素敵な作品でした〜

暗くないガチ兄弟ものを求めて読んでみました。理人が目覚めてからの心境の変化がちょっと急すぎる気がしましたが、全体的には面白かったです。

後書きで、「兄弟は萌えるというよりたぎる」とあり、激しく同意しましたー！しかも双子。双子なのに体格差。萌えたぎるーっ！病気のせいで切なくて、苦しくて、閉鎖的で歪な愛なのかもしれないけれど、それはそれは深く穏やかで、何にも変え難い愛のカタチ…。そんなお話でした。良かったよ！！

夜光花先生の兄弟モノと言えば、サスペンス色の強い重めの作品がありますが、今作はあそこまでの重さは無く、yoco先生のイラストがイメージピッタリ。二重の特殊設定がありますが、これがあるからこそ理人の心境の変化に説得力が出てきてます。さすが夜光花先生！

作者買い。溺愛、執着モノも大好きなのですが、弟の心の声が「犯したい」を繰り返すのが、ちょっと気になりました。もっと「可愛がりたい」とか「優しく抱きたい」だったら、兄もレイプに怯えず、読者も応援してあげたくなったのに。きっと作者様は狙って書かれてるのでしょうが。