レビュー一覧

主人公も脇役もキャラがたってて面白かった。悪い人達はでてくるけどちゃんと報復されてるし、読後感は良かったです。

一途な愛が好きです。泣き笑いあり面白かったです。

青い薔薇かぁ〜♪見てみたい！香りは！。。。そして「ラピスラズリ」の青、、、物語の要の青と記憶喪失を上手にからめて違和感なくお話しが進み、最終的にはどんな種明かしになるやらと楽しみで、特に知らず知らずの裏のお仕置きありァ〜！！でしたが、根底には愛するがゆえ愛しすぎて(焼きもち独占欲)多分にあり。。。

なかなかドラマチックな展開で、一気に読んでしまいました。攻のスパダリぶりもよかったです。記憶を失っても同じ人に恋をするのは、使い古されたネタだけど良かったです。子どもも可愛い。あえて言うなら校正をもう少しちゃんとやって欲しかった。読みにくい箇所が少しあります。

何をおいてもキラを最優先するジャムシードの深い愛が素敵でした。ヤスミーンがどれほどの罵り言葉だったのかはとても気になりました。村の女達への返礼やキラの持ち前の木の強さ、旅の途中のミール達のごっこ遊びなどは思わず笑ってしまいました。

とても楽しかったです！共に旅行したかのような気分でした、お話も軸がとてもしっかりしていたので凄まじく読みやすかったです！表紙、挿絵を兼守先生でとても素晴らしかったです！最高な滝沢先生に最高な兼守先生素晴らしくないはずがないー！

オメガバースだけど記憶喪失のシンデレラストーリー。

王子の正体は早い段階でわかったものの、青いバラや色としての青、それからキラが妙に騎士様に対してずけずけ言うなあと思ったら、そのことさえ、全て伏線でした。短絡的に行動するキラにちょっとイライラしましたが、ジャムシードもヤスミーンも、周りがほのぼのと見守る感じで、キラはその大きな手の中で泳がされているみたいでした。ま、肝心な時にはみんないなくて、ミールが孤軍奮闘するわけですが。ミールが本当にいい！物語に厚みを出しています。可愛くて健気。

最初は辛いですが、最後は幸せになれることがわかっているので安心して読めました。攻めの深い深い愛情に終盤ぐっと来ました。２人が再度で会えて本当に良かった。これからはずっと一緒に離れずに幸せになってほしいと心から思いました。

相変わらずこの作家さんは家族愛を書くのが上手い。そして読みやすい文章と儚さのある美しいイラストに、今回も物語に没入してしまった。記憶をなくし不遇な扱いを受けていたキラと子どものミール。その彼らを迎えにきた騎士ジャムシードと出会い、国へ帰る道中偽りの家族として深まる仲が丁寧に書かれていた。ジャムシードの過去の回想では幸と不幸が詰められていて辛さも感じだが、そんな彼が家族で無邪気に笑い合う姿に心が温かくなった。欲を言えばキラの記憶を取り戻すシーンはもう少し細かく（キラ目線での回想など）書いてくれた方が、親子が一緒になれた最後のシーンが更に深みを増すように感じた。素敵な作品をありがとう。