レビュー一覧

胸が始末つけられる様なシーンもありましたが、一途な愛とても良かったです。ここ最近見たオメガの中では1番オススメかもしれません。こんな風に愛されたいですね笑

割とありきたりなオメガの隠し子設定かと思って、まず48時間からレンタル。いやぁ、面白かった。脇役もいい味出してるし、スパダリかと思えば言葉足らずの後出し王だし、一途で頑張り屋で健気な受けかと思えば、瞬間湯沸器のごとく怒りまくるし、結構無鉄砲。唯一子供だけが、しっかりして可愛い。続編作って欲しいぐらい好きなキャラ達です。

目まぐるしく展開し、時に泣き時に笑いでした。キラの置かれてきた境遇が、ラピスラズリの指すところの神様が与えた試練ならば、かなり過酷で、想像するに痛々しかった。ミールや、ごっこ遊びが、ちょうど救いのような感じでした。このページ数に、これだけの内容が詰め込まれて、窮屈でないのは、素晴らしいと思いました。エロ描写はかなり薄いですが。ヤスミーン達の護衛や、王太子の友人の発言、行動がとても良いアクセントとなり、嫌な人々を読み手に嫌な存在として残らないほどで、楽しかった。

挿絵のキラ(受)が女子過ぎて萎え…胴体も変に長いし…。TL小説で良かったのでは？と思うほど。ストーリーは、結果が容易にわかります。登場時から全て、わかりやすい。こうなるよね、という予想を裏切らない。あとは事件起こしすぎかな。他の方もおっしゃってますが、詰め込みすぎですね。記憶なしありで前後編でも良かったくらい。レンタルで充分でした。

すごく良かったです！王太子がキラにベタ惚れなのも良かったです。もっと二人のあまあまが見たかったです。

次から次へと色々ありましたが、王道ストーリーで楽しめました。そしてタイトルになったバラの由来が最後に記憶を取戻したところで、ぐっときましたねー。

おもしろかったぁ。最初の嫌な村シーンが短く終わったのもよし。おじいさん、そんなよい人だった？がちょっと不思議でしたが、登場人物みんないきいきとしていてとてもよかったです。５年間探し続けた王太子を思うと泣けます。イラストは、たしかに女子に見え、攻め様ももっと男っぽいほうがよかったかな。でもそれは好みですものね。イラスト自体としてはいつものようにとても美しかったです。

詰め込みすぎな感じ。問題起きてもさっさと解決して、それが次から次にやってくる。サクサクと進みすぎて感情移入しきれませんでした。どうせなら記憶をなくす前と後で上下巻の二部構成にして欲しかった。ゆっくり不憫さとか切なさを味わいたかった。ページ数以上の設定の濃さが残念です。

冒頭の出だしは、夢で見る失った記憶の断片妊娠を聴いて喜ぶ夫との会話子供の命を守るために必死で命乞いをする会話。そして、出産前の記憶を失ったΩのキラと５才の息子ミールの母子が身を粉にして働いて、生計を立てている様子の描写。キラは、年齢も、夫も、全ての記憶をどうやら熱病にかかって失ってしまったらしい。気付いたら身重の体で、臥せっていた。老人の家に身を寄せ、死んだ夫の借金返済を働いて返済している。・・どうやらキラは記憶がないので、良いように言い含められて奴隷のように使役されているらしい。キラは記憶があれば、ミールに貧しい思いをさせずに済むと思っている。物語の展開が凄く気になる前振れで、上手い作家だなーと思った。

自分で言うのもなんですが、さすがにこれだけいろんな本を読んでいると「この先こうなるな」「このカプが出来るんだな」とかわかってきてしまいます。それでも楽しめるのが「面白い本」なんだと思います。