レビュー一覧

初作者さんでした。獣人物が好きで、サンプルを読んで絵も綺麗だし即購入しました。この作品はただの獣人物…擬人化だけではなく、森の動物達の弱肉強食も描かれていて、動物好きとしても楽しめました。人の形をしていますが、それぞれの動物の特徴をきちんと捉えていて、受けのよすがは猛禽類らしく瞳が魅力的で綺麗で、手はちゃんと羽だし空も飛べます。着物の裾が鷹の尾の柄で、そういう表現もすごく素敵です。攻めの狐の九重は、狐らしく吊り目で大きく太い尻尾とモフモフ耳が付いています。もちろん人耳はナシ！←ここ大事！！そしてそして2人の関係性がとても魅力的で、餌(非常食)として拾った鷹の子であるよすがですが、育つうちに九重のことをとーさんと呼ぶようになり、愛しい存在へと変わってゆき、やがて成長と共に親の愛情だけではない気持ちに気付き葛藤があります。九重は幼い時に一族を亡くし、孤独に生きてきた。その孤独を、自分がよすがとそういう関係になる事で、鷹との繋がりを絶ってしまうのではという思いから、よすがの元を離れようとした気持ち。切ない。。。モブ…ではないですが、よすがが飛ぶ事を教わった雄の鷹をライバル視する九重も可愛いです。丸々一冊2人のお話しですが、もっともっと読みたいです！カップルになった2人のその後の話を、大人になったよすがに振り回される九重とか見たいし、作中では関係を持ったのは一度だけですが、その次、その次…のエチも見たい！！出来る事なら続きを出して欲しいです！

狐もリスも狸も鷹もみ〜んなモフモフで可愛いけど、子ども時代のよすがが一番！非常食にするはずが、親のように育て上げ、孤独なふたりが結局「番」になってハピエン。読んで嬉しくなるいい話。

ケモ耳もの・獣人ものとして萌える作品かと思いきや、究極の愛の形を見せてもらえました。九重に食べてもらえたらずっと一緒にいれるから食べて欲しい、というよすがの思い。非常食として育てたはずが情が沸き、子供として育てたはずのよすがを孕ませたくて苦悩する九重の思い。どちらも切ない。狐の九重も鷹のよすがも美しく、ふたりが舌を絡ませるところや、着物を脱いだよすがの羽の表現、九重の牙(スモーキーネクターのときから思ってましたが、わたし、ミナヅキ先生の描く牙が刺さります)などなど、ミナヅキ先生の絵だからこその官能的な魅力が詰まってます。「非常食」というワードが効いてるラストも素敵。

良いお話でした。ちょっと途中感動しました。BLというより一緒に生きていくってどういうことか、という話で読んでてほんわかしました。

サンプル読んで、即購入しました。絵が綺麗で線がはっきりしていてとても読みやすいです。獣人世界で食うものと食われるものがいる、好きな設定です。縁の姿が美しく、無償の愛を貫いたハッピーエンドに感動しました。

作者初めての獣モノでしょうか。新境地開拓ですね。相変わらず絵が美しい。獣モノはあまり好きではない私も楽しめました。自然の摂理の中でお互いを大切に思って生きる二人が愛らしいです。ただ二人の別れと再会があっけなさすぎて何の感慨もなかった…ちょっと後半急ぎすぎだったかな。二人や森の仲間のその後を見てみたいです。

作者買いです。人外もの、思っていた以上にほんわかと可愛いお話でした。エロもあって文句なしです。冷静に考えてればもう少し殺伐としてもおかしくないけど、そこはファンタジーなので良いと思います。

かわっ可愛いっっ！素敵に擬人化された狐と鷹。これが、めちゃくちゃ可愛い！！大人の絵本だぁ〜！他の動物でも読みたいよぉ。

スモーキーネクターを読んで絵が好みで、これも好みの人外というか獣人というか、だったので読んでみました。そもそも絵が気に入ってるので、そこはもちろん良いんですが、ストーリーも凄くいい。BLならではの、オス同士でも種族が違っても子が成せる！ではないですが、種族が違ってもお互いを思いやる気持ちが穏やかにかかれていて、大人の絵本を読んでる感じです。BLだから、えちシーンはありますが、唐突な展開でもなく自然に入ってくるので違和感がなくすんなり受け入れられます。えちシーンもりもりではないので、この方のえちシーンもりもり読みたいならスモーキーネクターのがいいです。こちらはストーリー重視の方向けですね。脇キャラも可愛い。人耳ナシなのが良い。オススメです。

凄いほのぼのしてる。なんかずっと見守っていたくなる。