レビュー一覧

んー！もうちょっと！思ってたよりライトでした。いや、ストーリーはシリアスで地雷要素なんかがあると思うので要注意、そして私はそういうの好きですが、ただ何というか…エロありきなのが見えてしまってスッと冷めてしまう。そういう事情ならあそこで簡単に抱いちゃいかんだろー！と思うなぁ。ラストもかなり…あ、それで…いいの？で、全体的にはシリアスストーリーとそぐわない情緒なし系エロ（すみません）。切なさに浸りたい人にはちょっと厳しい気もします。

圧倒的な画力、甘美で濃厚なエロ、むせ返るような血しぶき、、、。余りにも残酷な運命が、いたいけな２人の道を分かつ導入でサンプルだけで泣いてしまい、帯の「この再会は救済か破滅か」に期待して読みました。初読みの作家さんですがデビューコミックスとは思えないくらいの完成度です(^o^)こちら星５付けてるのに敢えて、もっと良くなるのでは？という意味を込めて辛口レビューですm(_ _)mサンプルからもう少し切ない展開を予想していたのですが、思ったより春雷の部分より蜜の方が多かったかなー。エロが多いのもハピエンなのも好きなんですけどね(^o^)どうしてもこういう作品だと、涙で前が見えない！！ってくらいなのを期待してしまう。受けを守りたい一心で、刑務所に入りヤクザにまでなった攻めが、どれだけ辛酸を舐めてここまで這いつくばって生きてきたのか、受けがヤン兄ちゃんに会いたい、孤児院に残った子どもたちを守りたいがために、男娼のようなことをしてまで生き地獄のような場所にとどまり続けているという部分は、エロを減らしてでももっと掘り下げて欲しかったですね。受けの攻めに対する贖罪の意識の掘り下げも不足気味。これはヤン兄ちゃんに罪を着せてしまったことと、ヤン兄ちゃんのことを思いながらも青柳に惹かれていることの２つがありますが、あまり葛藤は感じられなかった。あと、攻めが血で血を洗うような世界に生きているのにあんなラストになれるかなー(｡･_･｡)ＢＬにはそこまでリアルなヤクザの世界観は求めてはいないのですが、今作はシリアスなので少し気になりました。とは言えやはりこの作家さんの画力には唸るものがあり、コマ割り、構図、左右見開きを使った一枚絵、エロの体位やアングルなどどれを取っても秀逸です。最後の病室のシーンはお見事！！タイトルの春雷を活かし、攻めの過去に対する後悔と、これから先は後悔はしないという覚悟を冒頭のシーンとの対比で描いており、私の一番好きなシーンです。サンプルで惹かれた方は是非読まれることをオススメします！！この作家さんが次はどんな作品を読ませてくれるのか今から楽しみです(^o^)

良かったです。ヤンはユエンが施設に初めて来た時から可愛く思ってたんだよね。いろいろ遠回りしてようやく二人が一緒に暮らせる。良かった。

これがデビュー作なんですか！？すごい！絵も雰囲気もストーリーもとても惹きつけられる作品でした！最初から両片想いというか相思相愛なので、どうやってくっつくのかな～と楽しみな展開でした。ヤン兄ちゃんの、仕事のおっかない顔とユエンたちに見せるデレ、そしてユエンのかわいさと破壊力のあるセクシーさのギャップがたまらないですね～。すごく面白かったです＾＾

何これ！思ったよりすごく好き！！サンプル読んでた時、ちょっと暗すぎかなって心配したが、まぁ確かにヤンとユエンにいろんな辛いことがあったけど、二人が常にお互いのことを大切にしてて愛し合ってるって感じたから、ビタースイートで全然よかったです！！！絵も綺麗でエロもお上手。最初はレンタルで読みましたが、躊躇なく購入にしました！

サンプルがピークです。設定はいいのに話運びが雑で言葉遣いが幼稚のためハリボテ的な印象。受けと攻めも何故互いが惹かれ合い、愛情に繋がったかの説得力がなく気持ちの入れようがない。そのため中盤あたりからひたすら虚無の時間が続く。本当に設定は凄くいいし個人的にツボだったので、すごく勿体ないという感じでした。絵は綺麗なのでビジュアル目的なら最後まで楽しめると思います

正直レンタルでもお高い買い物でした。シリアスはシリアスなんだけど読み飽きた設定ばかり。上っ面だけのブロマンスに思えます。この話の肝はユエンがいつヤンに気付くかだと思うんですけど、そこら辺の盛り上がりに欠けてた感はあります。エロよりもストーリーで読ませて欲しいです。残念ながら帯のアオリほど内容は伴ってないかもです。

サンプルを読んで面白そうだったので購入しました。お互いを思いやる姿泣けます。幸せになってくれてよかった。

単話配信から読んでいました。デビュー作ですが画力もストーリーも申し分なく、しっかりとした世界をお持ちの作者さまです。劣情先生に出会えてよかった！と思える一冊です。同じ施設で出会って慕うようになったヤン兄ちゃんと、ある事件のせいで離れ離れになったユエン。裏稼業の青柳として再会後も苦しいまでにお互いのことを想いあっているのに、なかなか幸せが訪れずもどかしかったです。普段ビシッと決まっている青柳さんが実はむっつり気味で、妖艶なユエンにタジタジになってしまうところが好きです。娼館でのえっちなシーンもお気に入りです！ユエンがむちむちセクシーで青柳さんもカッコよく、何度も見てしまいます。もちろん描き下ろしもいちゃいちゃ最高でした！２人にはずーっと幸せでいてほしいな。家族のその後をまだまだ見ていたかったです。

一昔前の香港を舞台にした作品ですね。香港の移ろいゆく社会背景や混在する文化の中で、2人が自分たちの止まった時間を進めようとする、という描写がとても美しかったです。街並みの中にある看板「花様年華」は「人生で最も美しい時間」という意味。ユエンは施設の頃をヤンをずっと心に残しているけれど、2人の花様年華は再会してからだったんでしょうね。世界観がとても挑戦的で面白かったです。刺青や懐中時計の描写、ネオン街の文字など、他にも何か意味が込められているのではと思わされてしまう、美しい作品でした。