レビュー一覧

柳原望さんが得意とする社会学、心理学、行動学、と言った学問により構築されたラブコメです。こう書くとおもしろ味に欠ける気がしますが、そんなことは無く、ラブコメ要素はしっかりと押さえた上で、上手く学問と絡めて有り、柳原望ワールドを堪能出来ます。　まぁ、学問と聞いて蕁麻疹が出てしまう方には、オススメ出来ないですが、それ以外なら一度読んで見るのが良いでしょう。

忙しくて生活が乱れていた頃、高杉さんちのお弁当を読んでだいぶ救われたなあ…。新作が出ているのを知らなかったけど、３巻まで出ているのを見て購入しました。どちらにしても、日々の暮らしや周りの人とのコミュニケーションに苦労している（理系っぽい頭の？）自分には共感できる場面が多い。んで、ラブコメ成分も多くてニヤけてしまう。面白いです。

論理的に考えれる主人公は凄いとは思うんですが、論破されると相手はやっぱり苛つくと思う。ヒロインとの出会いでちょっと丸くなったら良いですね。

悪くは無いのだけれども面白いのかと言われたら感想としては普通です。何かごちゃごちゃと自分の考えを垂れ流しな感じで読むのに疲れました。

２巻まで読みました。初恋の人にやっと話しかけられた友達もいないコミュ障の仁令君が主人公ですが、家族が、いい人たちばかりなんだけどちょっとズレてて面白いです。彼が悩みを相談する度に、ルッキズムが～とか難しい話になってしまってまたそこで主人公が過剰に悩んで、というのが毎回の流れです。他の漫画だと多分恋愛についてそこまで深く考えないものが多いので、読んでみると自分はいかにあまり何も考えないで生きて来たかということがわかります。人間は無意識に自分の中に差別や偏見を持ってしまっていて、あまり意識しないで物事の結論をすぐ出そうとしてしまうものなので、こういう風にちょっと立ち止まって自分の感情について考えてみるのも面白いと思いました。いつもは面倒臭いからしないですが。

論理的思考で恋愛を語るのは難しそうです。