レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
☆4〜5。新作も電子で読めて嬉しい。評価は悩みました。あらすじにあるとおり、普通のラブストーリーや兄弟ものではないんですよね。エロ的な「食べたい」ではないのだから。しかし読後今までBLを読んで感じたことのないずっしりした何かが渦巻いてるのはたしか。嫌悪感ある部分もあるものの、これがまた桂という人物をありありと思わせ、理性と本能のせめぎ合いというよりも本能に理性が隷属しながら絶妙にコントロールするサイコパス的な面白さ。さらにタイトルに還ってまた衝撃。これは桂も栖も狂気の執着よなぁ。兄がその一線を越え自分を弟に差し出す瞬間のエロティックなこと…。とは言えエロがあるわけではないです(だから「スペシャル修正仕様」の意味がわからなかった…血かな?)。終盤は日常を侵食するように当たり前のように爽やかに狂気の兄弟愛が描かれ見事です。
タイトルを見た瞬間から、まとまるの待ってました。「double suicide(自殺行為)」なんて、実力がないと料理しきれない題材ですが作者なら出来てしまう。いつも受ける印象ながら、布石を打って打って詰めてく作風がぴたりとハマるお話です。そして巧みな人物造形。兄を手中に収めんと打たれる布石が、カニバ的葛藤を抱える弟の策略なのに小気味よくて耽読。狂気と知性のバランスが絶妙なんだろうな。兄もブラコンとは言え極めて普通の常識家ゆえ、あぁ堕ちていく…が際立ちます。言い難い余韻を残してカットオフする作者らしい終わり方もぴたハマりな逸品です。
めちゃくちゃ恐かった。後半、兄が弟を受け入れた辺りから鳥肌が止まらなかった。全員が少しずつ、でも確実に壊れていく恐怖。ひいおじいちゃんに何があったのか考えるだけでゾッとします。こんなところでスパッと物語を終わらせた作者が素晴らしい。
神話のようなお話。あまり綺麗な神様じゃなくて血を好む神様かな?しっかしBLを読んでいる感覚ではない珍しい読後感です。興味があればぜひ!
これだけではBLとしてジャンルどうなんだろう?といった感想です。しかし漫画として読めばゾクゾクきます。兄弟ものなのか人外ものなのか『食べたい』とは?3割くらい謎な余韻を残して終わってます。BL目的で読んでしまった為に…
不思議なストーリーでした。痛そうだった。。
歪みすぎててわからなかった。リスカの女子の心情は、とても上手に描かれていたけど、この弟は分からん。タイトルから期待しすぎてしまったな。読み後がスッキリしない。
この作品はBLというカテゴリーではない気もしてます。普通のBL作品を読みたい方にはおすすめしません。トジツキハジメ先生らしい話だなって感じです…きっと、作家さんの最近の作品が好きなら好き。私はトジツキハジメ先生の初期作品がとても好きなのと、雰囲気と絵柄が好きなのでレンタルがあるから読みました。「自分以外の血液を食べる」というのは私には理解し難くて、気持ち悪いな…と思いながらめちゃくちゃにメンタルやられながら、最後まで読みました(笑)カニバ、兄弟BLは個人的に地雷なのですが、トジツキ先生の作品は読ませる力があるのかな、と思ってます。
お兄さんの所為にしてジワジワ絡め取っていく弟くんの行動には全く共感は出来ませんが、この後どうなるんだろうと気にはなります。続くといいな。
とても不思議な感覚でした。絵と雰囲気がすごく合ってるなぁと思いました。説明のし辛い作品でよく解らないまま終わってしまったけど、それもありかなぁと思います。ある種のカニバリズムですかね。
レビューを表示する
☆4〜5。新作も電子で読めて嬉しい。評価は悩みました。あらすじにあるとおり、普通のラブストーリーや兄弟ものではないんですよね。エロ的な「食べたい」ではないのだから。しかし読後今までBLを読んで感じたことのないずっしりした何かが渦巻いてるのはたしか。嫌悪感ある部分もあるものの、これがまた桂という人物をありありと思わせ、理性と本能のせめぎ合いというよりも本能に理性が隷属しながら絶妙にコントロールするサイコパス的な面白さ。さらにタイトルに還ってまた衝撃。これは桂も栖も狂気の執着よなぁ。兄がその一線を越え自分を弟に差し出す瞬間のエロティックなこと…。とは言えエロがあるわけではないです(だから「スペシャル修正仕様」の意味がわからなかった…血かな?)。終盤は日常を侵食するように当たり前のように爽やかに狂気の兄弟愛が描かれ見事です。