レビュー一覧

安いなと思ったら表題作前後編に短編１本と描き下ろしで、単行本といってもページ数は少なめですね。ジャンル表記あるとおり、いずれもファンタジーです。作者様のファンタジーというとあびるあびいさんの頃を含めても『泡沫の鱗』だけだったと思いますが、だからというわけじゃないけど本作は泡沫～のアナザーストーリーのように思えて仕方なかったなぁ。これがあってのあれとでもいうか、多くは触れることができませんがベースにもなってるんじゃないかと感じます。たぶん本作が先よね？作者様の作品と比べるとストーリー展開が最近のよりもちょっと前のに近いと思うんだけど…違ってたらすみません。紹介文にあるように、優しいファンタジーたちにほっこりです。描き下ろしは双方の短編のキャラが登場するクロスオーバータイプ（とは言わないかな？）。こういう描き下ろしは贅沢～。

なんて素敵な天罰。｢月曜日のユカ｣ならぬ｢水曜日のユキ｣…内容は全然違いますが共通点も(ネタバレ?)。前編は大いなる伏線になっていて、後編にかけてぐっと引き込まれます。哀しさもあるけど愛おしくて心温まるお話。それと、もう一人のユキのようなポールとトナカイの精霊?のお話。表題作とのリンクを連想させ、最後に確信させる見せ方も乙です。クリスマスシーズンに読むと感慨もひとしおかな。2016~17の作品で、画はちょうど改名過渡期という感じです。｢世界一周｣を体感すべく完結待ちしてるので、思いがけないリリースに思わず飛びついちゃいました。

大好きな作家さん！ソライモネさんらしい優しくて切なげでちょいとビックリで、そう来たか！なラストと、ほっこりなトナカイと人間の愛溢れるクリスマスの不思議なお話。ラストに二つのお話がリンクしててファンタジーたっぷり。短かったのが残念だけどコレは買っちゃうな。

「僕らの地球の歩き方」が好きで読んでます。この季節は何となく、ほんわか幸せな気持ちになりたくて、クリスマス物がいいなと思って購入しました。ピッタリでした。ガッツリしたのがお好きな方向けではありませんが、やさぐれた心を慰めてくれます。

作家買いです。毛色の変わったファンタジーって感じです。ファンタジーだけどホラーチック？でも、2話とも印象深い作品でした。特に表題作のユキの「降り積もった雪は～」のセリフがとても印象深く残っています。思いもしなかった考え方ってガツンとやられますよね。とても文学的な作品でした。

良かったよぉ～。行き詰まった作家さんのお話とクリスマスのお話の。ホッコリというより、心が温まる感じ。ソライモネさんの描くキャラクターの笑顔を見ていると、幸せな気持ちになるんですよね。

滅茶苦茶良かった…！ファンタジーはあまり好きではないのですが、この２つのお話は両方とも自然にすうっとこの世界に入り込んで最後まで一気に読んでしまいました…！涙も滲みました。繰り返し読み返したいです…！

大好きなソライモネ先生の本が出るということで心待ちにしておりました。探偵だったり、旅行だったり、バンドだったりと結構現実に近いテーマが多い中、ファンタジー要素の多めのお話2作でした。ファンタジーならではのおとぎ話のような部分と、その裏面のダークな部分をも書いたお話でもあり、一瞬ちょっとびっくりしましたが、素敵なお話2作でした。私はPixivにも掲載されていた2作目のお話が好きです。ソライモネ先生ならではの読んだあとに、ほっこりした気持ちになれる一冊です！

レンタルで。よくある展開ですが、もっと掘り進められそうなお話。むしろ、普通の人間関係でお互い救われたところがみたかったな。表題作じゃない方の話のほうが独創性あって好きです。

うわーーーー夢があってきれいな話です！！身体が細いのが気になったけどそんなのストーリー入ってしまえば気にならない。天使もトナカイも、いろんな世界があってどこかで横の繋がりあってなんて面白いし素敵です。BLだけどBLじゃなくても良い話でした。Ｈとか求めてる人にはむかないです、ほぼないので。