レビュー一覧

幼馴染みとの再会。ふたりの喜びと複雑さな気持ちが交わることなく進む。思いたっても行動に移せない、現実味ある描写が、もどかしくも共感できる。切なくも優しい、友情のお話。

子供の頃の治らない小さくて深い傷を抉られてしまった…… 私は許したふりをするのが精一杯でしたがこの二人はお互い納得した終わりをむかえたようで良かったです あと行ったことがあるお店が出て来て「この作者さんにはこんな風に見えてるのかな」とちょっと不思議な気持ちになりました

以前他サイトで途中まで読み、気になったのでのちらで購入しました。読んでよかったです。戻らないけれど戻った気持ちにさせてくれる戻った気持ちにさせてくれるけど絶対戻らない...わけでもなく。最後の二人の別れの言葉はスパッと言い切ってるのになんだか希望を持てました。どこか懐かしさを思わせてくれる作品です。絵も綺麗で特に描く登場人物の表情がかなり好きです

主人公がそんなに好きになれませんでした。昔幼なじみを傷つけてしまった失敗を、大人になってから別の人で払拭することで前進するのが…寂しい感じもしました。

「幼馴染のサトウさん」は結構多くの人にいるんじゃないかな。昔、子供の頃に仲良かった思い出があるけど、今は全然交流がない。自分には、いい思い出だけ残ってる。でも実は相手の心に「傷」を残しての別れだったことを(都合よく)忘れちゃってる。今作は、そんな相手とのほろ苦い再会の物語です。だから今作は読んでてかなりしんどいし、切ないし、辛かった。自分にも「幼馴染のサトウさん」がいるし、できたら会いたいけど、きっと許していないだろう。

阪急愛が散りばめられております。「阪急電車」とは違う暖かさを感じます。

トラウマを抱えた友情物語なので、とても興味深く拝読しましたが、ヒロインの好感度が低いです。子ども時代の失敗は仕方ないと思います。けれど、大人に成長してからの魅力が乏しいように感じました。今もなお、厚かましいというか……。ラストはあっけないです。でも、納得できました。