レビュー一覧

攻の愛が足りない。もっと真摯な態度で誠意を見せてくれないと、納得がいかなかった。エッチもオラオラな感じばかりで残念。

華族、想いを寄せ合う同級生、片方の没落、そして復讐・対立…とある意味王道ストーリーで目新しい所はなかったのですが、主人公の薫を始め攻め桂木やお屋敷、夜会などの描写が素敵で楽しめました。欲を言えばエンディング（誤解が解けて薫と桂木が結ばれる）が見えてるだけに、桂木にはもっと冷酷鬼畜な態度でこちらが「何故そこまでして耐えるの？自分が援助してたことやあの夜桂木を追い返した本当の理由を言っちゃいなよ」とハラハラするほど薫をぎりぎりまで追い詰めて欲しかったかも。あと薫が植村兄に身を任せようとする前に淫乱を装って桂木を訪ねていくところ…アメリカでかなり経験を積んできたでしょうに（なんの？）薫が全くの未経験者だとわからなかったのか？という事は置いといて、桂木にとってはどういう受け取り方だったんでしょう？「花房家への助けを請う」という風には取ってなかったのでやっぱり「男が欲しくてわざわざやって来たビッ○」だったのかなとちょっとモヤモヤしました。

良かったです。やっぱり男は欲しい物のためならなんでもやるもんですよね。昔の日本男児は素敵だ！！この時代の夜会なんかも想像しやすい描写でわかりやすかった。尭弘の薫への執着と独占欲、そして愛の言葉もストレートで心地よかった。

良かったです。作者があとがきでも触れているように、華族・円舞会・燕尾服など大正ロマンの雰囲気がたっぷりの作品です。商売上対立する家柄同士でありながら、親友として親交を深めていた受けと攻め。しかし受けの家の為、攻めの家は破産し没落し、受けには会うことを拒まれ、復讐を誓った攻めは数年後ひと財産を築いて帰還する、といった話です。制帽のエピソード、撞球（ビリヤード）の勝負、学費援助など、良い具合に伏線もあり大まかなストーリー設定ははしっかりしています。気になる所と言えば、受けが昔の学友たちに襲われそうになってるのに、本当に放っとくつもりだったのかとか、受けが身を差し出した時、本当に初めてって気づかなかったのかとか、そもそも何故受けは攻めに抱かれに来たのかとか、もうちょっとそこら辺を攻めには考えて欲しかったですが。４つか５つかで迷ったのですが、限りなく５に近い★４つにしました。

逆恨みですがどっちにしろ彼を手に入れるためには口実が必要だった。

良かったです。主人公の2人もだけど、植村さんも。弟は嫌な奴だけど兄は意外に一途で良い人だった。良い意味で軍人らしい人でしたね。

華族の幼馴染、途中受けが可哀想な境遇になりかけますが、最終的にはハピエン。でも表紙に惹かれたので挿し絵が無いのが残念です。

これは面白かったです！たまに読み返したくなる作品の１つです♪

和モノで貴族。萌えポイントがふんだんで、最後まで楽しめました。