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ハズレスキル『ガチャ』で追放された俺は、わがまま幼馴染を絶縁し覚醒する（コミック）
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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貿易と数学さん
4
2025-08-17
ガチャにはポイントが必要、オンラインゲームをやってきた人間の組み方をする作品であることは分かる。そして、その場で出せなかったから罪人追放に使う外界に追放し、そのあとその必要性が伝わって連れ戻しに来ようとする、という所は割とオーソドックス。この作品の特徴的な点としては、当人がトラウマを持つくらいに苛め虐待し、当人に逆恨みのような恨みを持っている人間がそこそこいるということ。主人公は五男。ということは単純に考えて兄が4人いるが、そうした位置付けを持つキャラが5巻までの段階で少なくとも2人出てきている。通常、こうした絶縁ものだと、絶縁された「かりそめのヒロイン」だけが恨まれる程の対象であり、ということが多いが、この作品だとそうではないので、連れ戻しに来るふりをしてそうした敵になるメンバーが割と多いため、外界の敵以外に上界からの敵とも戦わないといけない面が割と特徴的。もちろん、絶縁された相手から虐げられていて、なおかつその相手が追い掛けて来る様子も見える。また、この作品にはそこに隷属的な代物が(輪っかを含めて)複数存在し、単に力で虐げる以上に支配欲ガンガンな作品となっている。その意味では単純な力強きものが支配するだけではなく、かなりお貴族様的な「逆らえない支配」の存在する作品になっている。こういうものが苦手な人には向かないだろう。様々な種族に対し、魔名を与えることでの強化なども盛り込まれていて、そうした形により色々な種族を同盟や傘下に置く形での広がりを見せるため、そういう手の作品の面白さも感じる面がある。また、主人公を追い掛けて来るものの中には上界で元々主人公を慕っていた亜種もいるため、戦力全部を新世界で揃える形ではない所もまた特徴的。更には、コンピュータゲーム内とも思われる再起動的な在り方があることも、単なるステータスオープンの域を超えたプログラム的な要素を意味する。かなりこの手の作品を色々読み込んで作ってある作品なように思われる。ただ、事実上出てくるガチャが11連ガチャのみのため、その意味ではこういう能力がほしいときに何とかクリアして、的な感じというよりかは、何か良いものが出ればいいかな的な側面が強い関係で、タイトルのガチャ自体にあまり有難みが出てこない面はある。
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悪くはないです。面白いのですが、話のテンポが少し遅い気がします。でも次にも期待します。