レビュー一覧

久しぶりに読んだけど、やっぱり面白い全部読む

何十年ぶりかに一気読みしました！やはり名作は年月を経ても心躍り、感動します！そして、こちらも歳をとった為か、極悪非道に見えた神埼も悲劇の 人であったと、悼む気持ちも芽生えました。この作品が後世まで残る事を心から願います。

冷静に考えると年齢や時系列に矛盾点はあるけど、そういうのは抜きにして今の時代に失われつつある信義やひたむきな愛情など古き良き男女に胸が熱くなる作品です。

この終わり方でみんな納得しているのかなと思ったけど、一晩明けて考えてみるに最大限のハッピーエンドかもしれない。あれ以外に涼子と真が幸せに生きていく方法を思いつけない。真の記憶は、真の身代わりとしてサキが連れて行ったのだろうと思えば、すべて納得がいった。どんなに美しい絆を描こうと、所詮戦争は戦争なのだという作者のメッセージなのかなとも思う。でも、最後にせめて、みんなが命を懸けたアスランの新しいスタートをもう少し描いてほしかったなー。

なんて壮大なストーリーだったんだろう…原作があるのかと思われるほどに構成の行き届いた作品だったなぁ。どうやって、この物語を考えついたんだろう。新谷かおるさんって女性かと思ってしまうほど繊細な人物を描く作家さんなんだな、とか。この国際感覚は何処で養ったんだろう、とか。今迄に読まなかったのが勿体なかったな、とか。奥さんは少女漫画家の佐伯かよのさんだったのか、とか。詩的な表現が昭和な感じで時々ちょっとクサ過ぎてブッと吹き出しちゃたな(そこがまた良い)、とか。読後に、色々いろいろ思い巡らせています。いつまでも考えていられます。まさに漫画の金字塔ですね。

何度も読み返し、何度も泣かせてもらいました。我が人生に間違いなく刻まれる名作、戦闘機マンガの金字塔ト言えます。是非ともお手に取って最後まで一気に読んで頂きたいです。

登場人物たちが 発する名言の数々特に マッコイじいさんの お前さんがいなくたって地球は回るんだ これがしみる

昔コミックを持っていたのですが手放してしまったので、懐かしくなって読み始めました。友人に騙されて外人部隊に入れられてしまう主人公と、その周囲の人間の生き様が面白いです。

いま読んでも面白い。戦闘機は昔のが多いけど、それもまたいい。

往年の名作という表現がピッタリする作品である。進歩がとても早い軍用機の世界の話であるから、出てくる機体は皆古いが、物語としての出来栄えにはなんの問題もない。今どきのドローン.無人機同士の戦いよりよほど人間味や迫力があって読み応えがある。