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Rentaで初めてレビューを書きます。この作者さんのこの作品を読もうと思う人を一人でも増やしたいがためにです。BLであれ何であれカテゴリーされた作品がカテゴリーを超える瞬間があるとすればまさに今です。ヨネダコウさんの作品に初めて触れた時の衝撃が蘇りました。本当の愛が痛いぐらいに擦り切れた時に染み入ってくる物だとすれば、まさにこれこそ骨身に染みるラブストーリーでした。こんな風に私も、人生の一瞬でもいいから誰かに愛し愛されたいと思わされる主人公二人です。辛い過去を背負った主人公二人ですが、その過去や原因となった人々を責めたり恨むのではなく、どうにか自分の足で立って生きようとする姿が痛ましいほどに健気です。名作映画「テルマ&ルイーズ」を新しい男の子を主人公にしてくれたような作品でした。過酷な描写や構成なので「ただBLを読んで癒されたい」と思っている人には胃が重たいかもしれませんが、良い作品と作者にお金を払いたいと思う方には価値ある投資です。エネルギーがある時にじっくり読んで下さい。まるでランボーの詩のように太陽と海が描写されており、作者さんが熱量を込めた作品であることがヒシヒシと伝わってきます。作品のテーマそのものかのように、作者さんが身を削って書き上げた作品だと感じました。お金を払うことは意思表示でもあります。この作者さんの次の作品も読みたい、だからお金を出して作品を味わう。そして作者さんの収入源となり作品で昇華していただきたい。そんな消費の喜びを思い出しました。とにかく私の熱量を信じて皆さんにも読んで欲しいです。
評判良いみたいなので期待していた一方で、少年二人の逃避行っていうのにハマれるかどうか不安もあり…で読んでみたのですが、不安的中。いや、作者様の描きたいことはよく伝わったんです。そういう意味で4つけますが、彼らの理論と世界観を楽しむには年を取り過ぎたかな〜私が。10代の頃なら夢中になれただろうか。自己陶酔気味な全てに胸焼けが少々。せめて彼らの選択も「普通の」大人が介入した上でのことならもう少し違ったかも。
よくある逃避行系の物語です。奔放な青年と家族に縛られた少年が手を取り合って旅をして結ばれて…。これはメリバと言うんでしょうか?読んでてしばらくしてから嫌な予感がしましたが、死ネタでした。死んで結ばれるとかそういったのは辛い。小さい頃にレイプされ、家族に縛られ捨てられ殺人犯になり銃を持っていると勘違いされて射殺されたとか、救いようがないじゃないですか。2人共命からがらに助かったとして妄想します。
星3.5。他サイトで途中まで読んでて続きを読みたくて購入しました。予想してたいくつかの結末の中の「この結末だったら嫌だな」と思ってた結末でした。狭い世界から抜け出せず自ら未来を閉じてしまうというラストは、私には後味の悪さだけが残りました。メリバですね。彼らの選択は残念で仕方がない。おばちゃん読者(私)は「あと数年で大人じゃん?大人になったらもっと広い世界があるんだよ。親と離れて生きて行けるようになるんだよ。一緒に生きていく選択肢はなかったのか?」と問いたくなる作品でした。
子供の頃に、身勝手な大人たちによって精神をぶっ壊されてしまった二人。安住の地を求めて逃避行する様が、社会的文脈を持って描かれます。こんなふうに刹那的にしか生きられなかった二人ですが、最後はそれでも幸せだったと思います。美しい絵と緻密な構成で、まるで映画か小説のような重量感のある作品でした。多少説明的な文章が多いかなとは感じましたが。絵が上手いから絵だけで伝わるので。これからもずっと追いかけて行きたい作者様に出会えてうれしいです。それから、批判的なレビューが目についたので一言。一度壊れてしまった心は、まわりに余程の愛情や環境がなければもとには戻りません。多くのひとが死ぬまで捕らわれたままです。人間って脆く儚いものです。もっと別の生き方があったんじゃないかとか、そういう次元ではないのです。
とても綺麗で哀しい作品でした。2人に幸せがありますように
つらくなるのに何度も読み返してしまうだろうな、と思う作品でした。こういう人生の人がいるかもしれない、と思うと、世界は残酷だなあと思うけど、お互いに唯一の人と出会えるという幸せに羨ましさも感じます。いろんな気持ちになりますが、本当に買ってよかったです。
途中から、この2人が幸せになる結末は心中しかないね…と思いながら読み進めていました。読者にとってはバッドエンド、2人にとってはハッピーエンドなので綺麗なメリバですね。分かっていても読後号泣しました。読み返すには勇気がいりますが、買って損なし。メンタル弱めな私は少しでも鬱な気分で読み始めるととことん落ちます。そんな作品を描ける作者様が本当に素敵。本音を言うと2人に生きていてほしかったけど、2人がこの結末を望んだので彼らにとって幸せだったのだろうと思います。それだけが救い。心中するお話は涙腺崩壊しますね。出会えてよかったです。
読み終えた後は、映画を見たかのような気持ちです、。ほんとにほんとにお気に入りの作品の一つになりました…。
絵が繊細でストーリーもうっすら闇があって好みです
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Rentaで初めてレビューを書きます。この作者さんのこの作品を読もうと思う人を一人でも増やしたいがためにです。BLであれ何であれカテゴリーされた作品がカテゴリーを超える瞬間があるとすればまさに今です。ヨネダコウさんの作品に初めて触れた時の衝撃が蘇りました。本当の愛が痛いぐらいに擦り切れた時に染み入ってくる物だとすれば、まさにこれこそ骨身に染みるラブストーリーでした。こんな風に私も、人生の一瞬でもいいから誰かに愛し愛されたいと思わされる主人公二人です。辛い過去を背負った主人公二人ですが、その過去や原因となった人々を責めたり恨むのではなく、どうにか自分の足で立って生きようとする姿が痛ましいほどに健気です。名作映画「テルマ&ルイーズ」を新しい男の子を主人公にしてくれたような作品でした。過酷な描写や構成なので「ただBLを読んで癒されたい」と思っている人には胃が重たいかもしれませんが、良い作品と作者にお金を払いたいと思う方には価値ある投資です。エネルギーがある時にじっくり読んで下さい。まるでランボーの詩のように太陽と海が描写されており、作者さんが熱量を込めた作品であることがヒシヒシと伝わってきます。作品のテーマそのものかのように、作者さんが身を削って書き上げた作品だと感じました。お金を払うことは意思表示でもあります。この作者さんの次の作品も読みたい、だからお金を出して作品を味わう。そして作者さんの収入源となり作品で昇華していただきたい。そんな消費の喜びを思い出しました。とにかく私の熱量を信じて皆さんにも読んで欲しいです。