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何気に悲しい結末しか予想できない表紙と「カダベル」というタイトルそのまんまのお話。メリバどころではなく,真正の悲劇BL。ひょっとしたら人間の深淵に隠された真性とは残酷な愛なのか,とまぁそんなことを考えてしまった。殺人犯vs刑事というよくあるロミジュリの関係性で葛藤するBLではないので,読者の共感を得られるかどうかのハードルはかなり高い作品だと思う。5巻あたりから結末の方向性は見えてくるだけに,颯一の背景や心理描写はもっと丁寧にじっくりよみたかった。結末の説得力が重要になるからね。そのためなら話が長くなっても全然OKなのに…全体的に短くて逆に物足りなかった。颯一の残りの人生は色も空気もないんだろうなぁ。闘魚の色鮮やかな色とは相反して…まさに寂寥だわ,ほんと。纏まったら再度読みたいと思う。個人的に,表紙の絵は話の内容からすると少年過ぎる印象。もう少し大人の色気があってほしいかな。
さくさく読めます。ミステリアスな作品。続きが気になりすぎる!
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何気に悲しい結末しか予想できない表紙と「カダベル」というタイトルそのまんまのお話。メリバどころではなく,真正の悲劇BL。ひょっとしたら人間の深淵に隠された真性とは残酷な愛なのか,とまぁそんなことを考えてしまった。殺人犯vs刑事というよくあるロミジュリの関係性で葛藤するBLではないので,読者の共感を得られるかどうかのハードルはかなり高い作品だと思う。5巻あたりから結末の方向性は見えてくるだけに,颯一の背景や心理描写はもっと丁寧にじっくりよみたかった。結末の説得力が重要になるからね。そのためなら話が長くなっても全然OKなのに…全体的に短くて逆に物足りなかった。颯一の残りの人生は色も空気もないんだろうなぁ。闘魚の色鮮やかな色とは相反して…まさに寂寥だわ,ほんと。纏まったら再度読みたいと思う。個人的に,表紙の絵は話の内容からすると少年過ぎる印象。もう少し大人の色気があってほしいかな。