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美しい青年の背中に秘密の財宝を記された刺青…ま、まるで未完の名作『7つの黄金郷』（古くてすみません）を彷彿させるロマンティックな設定！と期待値が高かったせいか、いまいち消化不良に終わってしまいました。どんな人物なのか何処に居るのかわからない“身を捧げる”王子を探し求める主人公のニナが、性奴隷としてオークションに掛けられた所を救ってくれた盗賊の頭ジュウド。最初から紳士的で優しくすぐに抱かれてしまい愛人関係に… これが実は皇太子でした〜っていうんじゃ単純すぎるよなあと思っていたら、まさに…でした。身を捧げるべき第一王子じゃなくて弟の方かもしれないとニナが思い悩むのもほんの僅かな間。（幼少の頃から“刺青の御子“として育てられたのでまだ十代の第一皇太子の小さな肖像画の入ったネックレスなどを与えられていて、それがヘイリーそっくり。髭面ワイルドなジュウドとはタイプがまるで違うため愛してはいけない人に惹かれる罪悪感を感じて好きだという気持ちを表に出せない…なんていう設定だった方が説得力あったんじゃないかなあ。もちろん髭を綺麗に剃ったら第一皇太子っす！）エロ成分が多い作品を書かれる西野さんですが、Hシーンにボリュームを割きすぎてニナの苦労、皇太子に捧げるべき身でありながらジュウドに惹かれる苦悩、ヘイリーや盗賊仲間の描写や彼等の生活などがほぼ無かったので、なんだかあれよあれよという間にハッピーエンドで大円団！となってしまったような気がします。書下ろしの『秘密の花園で捕まえて』はほぼほぼHシーンですが、ニナが“絶頂”に達しすぎ… お風呂に一緒に入ってる時から数えると8回？！しかもまだ朝まで続きそうだし…Sっ気を発動したジュウドがニナをねっとりしつこく虐めるのはわかるんですが、ちょっと胸焼けししちゃいました。げぷー

お話に深みはないけれど、私は好き！タイトル通りひたすらエロいです。辛いシーンもなく安心して最後まで読めます。溺愛です。先生の作品大好きです！！

電子化やっっっっときました！待ちに待った先生の作品、作者買いです。逃げようとしちゃうけど捕まっちゃう→えっち〜な流れ、王道だけど好きですw

作者さんの作品を一冊丸々は、初めてです。刺青、御子、失われし王国の王子、国の再興と壮大なんですが、エロ先行で、国を再興するのがアッサリしすぎて、盗賊の規模は不明だし、ニナは快楽に弱過ぎて、王子はキャラが定まっておらず、溺愛なのか独占欲なのか、王族としての貫禄なのか、好きな子を虐めるのが楽しいのか、寂しがりなのか。もう少し深みが欲しい。

デジャブですが皇子を探す命運を背負って頑張る姿がいいです。

凄いご都合主義のお話ですが好きな人は好きでしょうね。なんでジュウドがこんなに回りくどいやり方したのかが疑問ですが。

エロたんまり。だけどこの作者にしてはマイルドなんじゃないかな？まぁ都合よくトントンいっちゃうけどそこがメインじゃないしね。

まぁ、何の情報もなく味方もいないまま、村をだされ、15年前に失踪した王子をさがしにいくなんて、無謀なお話しだと思いながら読んでいましたが。都合よく無事めぐりあい、相思いになれ、大団円でよかったわ。

作者買い。設定はエロいけど、作中のエロさは作者さんにしては控えめでした。