レビュー一覧

ちょっと難しいところもあったけど、読み応えがあって面白かったです！過去と現在が絶妙にパズルのように組み合わさって、そして最後には過去とは違うラストという着地点がうまい。なのにしっかりBLという（笑）そのあたりも良かったです。主役と脇役の想いが切なく、じわーっときました。シリアスな展開なのに最後の最後に笑いでエンドマークというのもニクイ。

ツッコミどころ満載です…（笑）設定に穴があり過ぎてもう…設定だけじゃないですが（笑）背中を切られたて怪我してる一人を仰向けに担架で運ぶ様とか、銃刀法違反を無視する警察とか（笑）エロは多めなのでお好きな人はどうぞ。

鬼と、鬼の嗜好品である「槐樹」……　千年前、非業の死を遂げたカップルが、現代に転生。その因果な運命の繰り返しを断つべく、“５日ごとに樹液吸い付くし”策を嵩じていた、と。　過去編、“無垢な槐季に鈴のお土産を持参し、渡した時の笑顔思い浮かべてた煌鬼”とか、“煌鬼に捨てられたと思って枯れてしまった槐季”と、“それを抱きしめてた煌鬼”……　泣ける話で（だだ漏れ…）。。　しかしながら、読後ちょっとたって冷静に思い返すと、前の辛口評価の方のコメントで既出なように、「オカシな点」ぼろぼろ。　鬼と槐樹の美形ハーフで1000年も生きてる歴史の目撃者：片部さんって、いいキャラだったんだけど、「この人、どうやって生まれて来たんだろう？？」が、自分的に最大の謎～（だってこの世界、鬼も槐樹もオール男…。その状況で、混血って、どうやって？？）　――とまあ、穿ったり、突っ込んだり、つらつら考える事も「味わいのうち」だと思うんで、その意味では「一粒で二度おいしい」的な１冊。

純粋に泣けた。想いを伝えるのは難しい…。メインの登場人物 皆の想いが切なくて泣けます。

ファンタジーです。鬼、槐樹？、警官、ヤクザ、フンドシ！と色々盛り込まれていますが、いまいちピンときませんでした。独特の世界観ですが、BLの禁忌感があまり感じられず…絵は大変美しいですが、48Hで充分でした。

いい匂いの樹をめぐる鬼同士の抗争というファンタジーながらも、エッチなシーンが盛りだくさんでした。手錠やら紐やらでの拘束プレイや、ひん剥かれてムリヤリなプレイが多いのも見ものです(笑)描写がキレイで、鬼たちもセクシーです！

無料サンプルを読んで気になってたのですが、レビューをみたら低い評価の方もいらっしゃったので、とりあえず48時間で購入した後、即無期限にグレードアップさせていただきました！話の流れは気持ちのすれ違いからのハッピーエンドというベタなものでしたが、設定が鬼と樹という今までみたことのないものだったので、とても新鮮な気持ちで読み進められました。絵も綺麗ですし、キャラも素敵で愛のある作品だなーと思いました。

確かに所々に突っ込みどころと「何故にこの態度？」というシーンはありますが、私的には好みのツボを突いた作品でございました。樹液飲む鬼って流れがね・・・樹液ってアレでしょって（笑）エロが入らざるを得ないストーリー展開と従順で一途な受けの切なさで、ちょっとウルッとさせるところが西村先生の作風なんですかね。ファンタジー風なところも好みは分かれると思いますが、（BL自体がファンタジーですが）むしろ普通のラブストーリー読んでるよりは楽しめると私は思います。

評価が高かったので、48時間レンタルしました。感想は48時間で充分かな。話が詰め込みすぎて、内容がサッパリわかりませんでした。

この作家さんの作品は、結構好きです。絵はキレイだし、身体の描き方も背景も申し分ない。目の付け所も好きなのですけれど、いつも「何かが足りない！」って惜しい気持ちになります。ちょい尻つぼみ。ファンタジーも好きですし、変な設定に転がろうと個人的には問題ないのですが。多分、この話は「先にHありき」でこういう始まりになったのか？それからの行き当たりばったり感が残念。趣味が多そうな作家さんで応援しているのですよ。複雑な設定に添う感情の複雑さが出ればもっと良いと思うのですけど。これだけ描けるのに勿体ないです。期待を込めて、４つで。