レビュー一覧

作家さんのお名前を見る機会が多いので、試しに・・・・と借りてみたのですが、読んで驚きました。まず話がしっかりしてる。登場人物の背景や舞台などに矛盾を感じることがなく、また状況が想像しやすいので、普通の読み物として読めました。主人公は任務を果たそうと努力していることと、主人公を取り巻く環境が上手く描かれていて、一気に読んでしまいました。面白かったですね。ぐいぐいと引き込まれてあとがきを読むと、もともと連載が前提の話だとかで、この一冊だけではお預けを喰らった気分になるのは辛かったですが。ただがっつりBLを読みたい方にはあまりおすすめ出来ないのかなと思います。精神的なつながりは多く描かれていますが、そのシーン自体は少なめなのではないかなぁと。

お話がかなりしっかりとつくられていて、読み応えのある内容です。Hは一冊につき一回、気持ちがこもったもの。激情ではなく、重ねてきた気持ちの切なさが伝わるBL小説です。周辺のキャラクターも魅力的でぐいぐい引き込まれてしまいまいた！！内容は違うんですが「アンダー○ラウンドホテル」や「バ○ナフィッシュ」をすこーーーーーしだけ思い浮かべてしまいました。三冊一気読みになること間違いなし☆

シリーズものなんですが、これだけ読むと先が気になって仕方ないです(x_x)登場人物がみんな魅力的で、ストーリーも興味深い！あまり書くとネタバレになってしまうので... とにかく私はディックが大好きです(笑)

なんといっても高階さんの表紙があまりにも格好良くて購入しました。挿絵見たさに、紙で持ってます。全3巻ありますが、2巻と３巻はディックの出番が極端に少ないので、ディック目当ての私は、何気に1巻が一番二人のシーンが多くて甘くて好きでした。ストーリー的にも、1巻は黒幕が誰か分からなかったため、一巻が一番面白かった。このシリーズは小冊子も結構出たみたいですが、当時は読んでいなかったので小冊子は持っていません。漫画だと、たまに小冊子まとめたものやファンブックも電子化されてますが、是非とも今では手に入らない小冊子をまとめて電子化して欲しいものです。

舞台が刑務所、と、なかなかない設定で面白かったです。ストーリーメッチャ良いです！話にどんどん引き込まれる作品でした！ただ、舞台が舞台なので、過激な描写は多々あります。そういうのが苦手な方は読まないほうが良いと思います。

初めて読んだＢＬ小説がこの作品でよかった！と思うほど星五つ。本編は三巻で完結ですが、全編を通して主人公ユウトの真っ直ぐで熱い性格に惚れます。男らしい。ディックを思う気持ちは純粋だけどとってもカッコいい。スピンオフの中で二人を「写真におさめておきたい光景」と言ったのはすっごく納得です。感慨深い。私的にはネトが男らしくて好きです。頼りになる兄貴。とにかくカッコいい作品です。

先日、紙媒体で出版された番外編を読んで、再熱、漫画化の時も読み、また読み返してしまったのでレビュー。やはり、素晴らしいの一言です。会田先生のエスが凄く好きだったのですが、洋モノで刑務所…という事で、最初はどうなのかな？と戸惑いがあったように思います。流石です。戸惑った自分がアホでした。ハードな展開の中、お互いを思い過ぎる余りすれ違います。切なくて痛い程、2人の思いを感じられます。キュンというよりは、ギューッとなります。他の登場人物も魅力的。ロブ、良い男〜！今更なレビューですが、甘々じゃなくても大丈夫で、ストーリー重視の方なら是非、読んでみて頂きたいです。出来たら、ダグとルイスのスピンオフや、難しいとは思いますが、先日出た番外編も、電子書籍化すると良いなぁ…と思います。

悪くはないんですが・・・展開が甘く感じました。ぬるい。ハードボイルドになりきれないBLといった感じでしょうか。設定が重いわりに、ツメが甘いんですよね。作者さんの残酷になりきれない優しい気質が随所に散りばめられていて、物足らなさを感じました。比較するのは申し訳ないですが、同じ刑務所モノなら、木原音瀬先生の「箱の中」シリーズのがずっとリアルで残酷で心えぐられます。でもこれくらい酷でなく甘い方がBL好きには受け入れられるのかな。「箱の中」ぐらい痛いと辛い人が多いのかも。私個人としては「箱の中」のがリアリティあって読みごたえありましたけどね。BLとしてなら本作はまぁ普通だったので、星３つで。

本編3冊、スピンオフ1冊買いましたが悔いなし、いや、大満足です！小説なのでサンプルだけでは自分が好きかどうかも分かりませんでしたが、レビューを見て思い切って1巻を買ったら一気読みしてしまいました。他の方が書かれている通り、文章の読みやすさはもちろんのこと、「刑務所」という設定や、その他ストーリーに絡んでくる色々な情報についてかなりしっかりと書かれていて、具体的に想像しやすかったです。(舞台であるアメリカの地域や政治のことなどについて結構しっかりと調べて書かれています。また登場人物も多い方かもしれません。そういうのが苦手な方は一度で読み進めるとストーリーが繋がらないかもしれないです。)私的には、1巻毎のストーリーの展開と、ディックとユウトのシーンのバランスが好きです。ずっとシリアス過ぎず、ストーリーから逸脱するほどラブラブ過ぎず。スピンオフのロブ×ヨシュアや、他の主要キャラクターも魅力的です。オススメです！

ハードボイルド・テイストのBLでしょうか。本格ハードボイルドに慣れている人には物足りないかも。女性が頭で想像するハードボイルド、という印象です。はっきり言って甘いし温い。日常のラブに物足りない、かといって男性向けハードボイルドは重い、という人にはいいかも。取材というか、きちんと調べたものを出してらっしゃる感が随所に。それが逆に説明くさかったりする印象もあります。それもよくある米における人種分類もどきで生ではありません。ですのでマイナス１とさせてもらいます。