レビュー一覧

作者さん買いです。家一軒から風景まで丁寧な絵で美しいです。こちらの前に粋な盗賊一家の男っぽいお話しを読んだのですが、それとはまた少し違う、可愛い子供や沢山の凝った美味しい料理の出てくるお話しで、先者さんの造詣の深さに驚きます。ただこちらもシリーズもの？というか前のお話しがあったようで、ちょっと順番を間違えました笑。

出てくるキャラクターすべてにそれぞれのストーリーが見えてきそうな厚みのあるお話です。おなかがすきます。

面白かった。人情味あふれる人々の暮らしが気持ちいい。主人公が作る食事もシンプルだけど手がこんでいて美味しそう。

大好きな作者さんの作品で、今作も本当に良かったです。時代劇の中に自分も入り込んだように、お話を楽しめます。ご飯もとっても美味しそうですし、お子が可愛い。

でてくる料理はみな美味しそうで作って食べてみたい！なにより、記憶をなくした鯉太郎がどこくに？なにさかな？なになっぱ？と鯛さんにたずねるなになに期がとても可愛い。どこに出しても恥ずかしくないようにと、鯉太郎を慈しみ育む鯛さんや長屋の人たち。事件の真相に迫ろうと情報を集める暁さん。素晴らしいエンターテイメント作品です。

坊の身元が想像と違ったけど、あっという間に読んでしまいました。

作家買いしましたが良かったです。ストーリー展開が面白くドンドン読めました。絵も綺麗だし面白かったです。

長屋編も好きでしたがこちらも好きです。料理漫画と言うよりは時代漫画ですが美味しそうです。丁寧に暮らしたくなる。

待ってました！と思ったら完結とあり、それならと「極楽長屋」、「極楽長屋編」をじっくり読み直してからこの「江戸料理編」をゆっくり読みました。剣の達人でいておっとりした、料理し食べる事が大好きな鯛さんと鯉太郎の極楽長屋の生活が終わってしまうのがとても寂しい。また、この三冊を読み直そう。

あー、この巻もおいしそうだった!!あれ、口入屋の暁さんってもしや、あの兇さん???そんなパラレルワールドも展開しつつ、安定の面白さにおいしさも備えつつ。汚いけれど人情あふれる長屋の面々も変わらず、鯛さんは渋く、優しく鯉ちゃんをいつくしんでる。読むとほっこりするような温かいご飯のおかずを楽しみながら、鯉ちゃん親子襲撃のなぞの解決とともに、少しフキみそのようにほろ苦いエンディングではありますが、また会う日まで。気持ちよく読み終えられるシリーズです。