レビュー一覧

短編集でしたが長編を読んだ気分です。怖い話が少し多いかな。

短編集ですが、さすが読み応えありました。絵はさちみ先生特有の綺麗さ優美さですが、古い作品のためにややレトロ感があるので、ホラー系だとそれがかえって生きてます。一番最初の消失の街は可哀想でもう読みたくない…。肖像画のお話も、お？いい雰囲気か？と思った最後でズンときました。打って変わって、真面目女子と元気男子の話がメルヘンで素敵。彼はいい男だ。女子は見る目あるし、あの世界の自分の顔にちゃっかり願望入ってたのが可愛い。一番好きなのは河童沼のお話！河童が可愛すぎる！泳ぎながらにこっとするコマ何度も見ちゃう！狐も河童もすんなり受け入れられてる空気がいい。吉三の神様への啖呵はもっともだと思いましたね。表題にもなってるラストの話はミステリー風。少女を助けた二人の少年がいい味出してて、彼女はあの時彼らに出会えてよかったなと思いました。最後の紳士姿のかっこいいこと。文句なしにイケメンコンビですわ。住所不定とは思えない。

2回目借りてしまった。結論知ってるのに、ついつい借りてしまう。短編ホラー集。だけど怖くはない

初めて読んださち先生の作品です。ここから『夢やしき』に繋がりました。それで分かりましたが表題作は『夢やしき』に出てくる二人組のその後が描かれているのですね。元気そうで何よりです。あの二人ならこの先も大丈夫そうね！他の作品もバラエティー豊かで楽しめます。

結構昔の作品集ですが、この方の作品はとてもいいです。小説でもマンガでも上手な人は短編が上手いですね。

短編なのでサクサク読めます。絵が古くて懐かしい感じがしました。

かなり昔の作品で、少女向けのホラーでした。こういう作品も描かれていたのですね。子供の頃だったら面白く思っただろうなという感じでした。

それぞれに趣きは変わりますが、どのお話もさちみ先生らしくよくまとまっています。

ミステリーとホラー短編集。第1話「消失の街」こんな病原菌を持って 入国されたのでは…娘さんには悪いけど国のために犠牲になってもらうしかない…国が隠蔽するというブラック内容。表題の「サキュロスの娘」船に密航した2人の少年の謎解きが、ホームズとワトソンのようでした。この2人の話でシリーズ化したら面白いのになぁ…と思いました。笑

さちみりほ先生の過去の作品などを見られてラッキーでした。怪奇ものなんかも得意だったんですね。