レビュー一覧

ページ数の都合もあってか原作に比べてかなり改変されています。特に目立つ改変点としては、まず10年前校長の車を破壊したのは原作ではヒロインと友人たちで、課題をこなせなくて罰を受けたことを恨んでの犯行でした。ヒロイン自身にその積もりはなかったにしろ、ヒーローが退学になったのは確かにヒロインのせいだったし、ヒーローから恨まれても仕方ないかな、とは思いましたが、コミック版は随分変えていますね。また、ヒロインがヒーローの復讐計画を知ったあとの話も原作では二人とももっと揉めていたのですが、コミック版はその辺が良くも悪くもあっさりです。あと原作では終盤二人とも自分の母から諭される展開があったのですが、コミック版はその辺りも全カットになっています。おかげでコミック版はヒロイン母がほぼ何の印象も残らないキャラになっていて残念でした。ただコミック版はこのページ数で主人公たちが冒頭お互い未練を残している所からお互いを理解し合って受け入れるまでの過程をちゃんと描ききれていますし、ヒーロー友人セバスチャンも原作以上の活躍ぶりで、そこは読んでいて楽しかったです。所で、原作は3部作の1作目なんですが、マリアがヒロインの2作目とセバスチャンがヒーローの3作目(現在未邦訳ですが)も今後星合先生がコミック化して頂けるのでしょうか?　是非やって頂きたいのですが。

星合先生が描くお話で、抗えない運命を受け入れる悲劇のヒロイン物が大好きなのですが、今回はまさにそのもの！ヒーローの運命を変えた事件の真相は少々説得力に欠けましたが、お互いに夢のような初恋を迎えた後の壮絶な年月が気の毒でした。

離れている期間ずっとお互いを一途に思い続ける純粋な愛の物語でした。

いい話だった。物足りなさもあるけれど，最後の展開がよかった。

愛ゆえに恨み憎み愛ゆえに許す。素敵なヒーローでした。軽そうに見えて世話好きな公爵のキャラクターが立ってた！

原作は途中で挫折してしまった作品なので、読むのに勇気がいりました。原作ではヒーローもヒロインも思い込みが強く身勝手な印象でしたが、コミックはそれぞれの立場に誠実な二人になっていました。原作の全ては入っていないのでしょうが、10年間お互いしか愛せなかった二人のハッピーエンド素敵で本当に良かった。人たらしガエタン公爵は可愛くていいキャラです。彼の話が出たらぜひ読みたいです。もちろん星合先生で。

相変わらず美しい美男美女で至福でした。ストーリーは、想像していた事よりも重い物が有りました。単なる身分違いの悲恋ではなかったです。良い味を出していた人たらしの公爵のお話も読みたいです。

立派です王女様。そしてテオも素晴らしい。強く優しく。謎なのは公爵様wいいお話でした。

作者買いです。HQ王道の再会、復讐のための愛のない結婚が内容のお話でした。王女としての重責、父の病、そして10年前愛する人の元を去った苦しみを考えると切なかったです。ヒーローも突然去られ理由もわからず憎む気持ちも分かりますが、やっぱり好きだから許してしまう～寛大な男でステキでした(#^^#)

星合先生の描くストーリーは正にハーレクインの世界ですね。華やかで、大恋愛でハッピーエンドです(笑)