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あんまり面白くないな。百合にもいろいろなジャンルがあると思うのですが、ゆるい百合っていうか、女の子同士が学生生活楽しんでますっていうのが好きな方むけの作品だと思います。純粋な百合って感じなので、百合セックスとかガチレズを求めてる方には向きませんね。
東雲水生先生は、私が本当に大好きな作家さんの一人だ。本作は、オムニバス形式で紡がれる百合物語集なのだが、その素朴で可愛らしい絵柄からは想像も付かない程に、どろりとした質量感のあるお話が詰まっている。お値段は少々張るが、それだけの内容はある……少なくとも、私はそう思うのでお手に取ってみてはいかがだろうか。さて、私は従前から、東雲氏の描きだす、やや重た目の心情描写が好きでたまらないのだが、本作第七話『ステラ・マリス』を読み終えた際、驚きと悲しみと……幾つかの複雑な感情が絡み合った末に、ついに涙がこぼれ出し、止まらなくなってしまった。誤解の無いように申し添えておくが、決して作者の責ではなく、当方の心の弱さが故である。『ステラ・マリス』を読みながら、私は、無意識のちに、カトリックの聖歌『あめのきさき』を口ずさんでいた。私の先輩も、あの歌を良く歌っていらした。『ステラ・マリス』は、『あめのきさき』が良く似合う、悲しくも美しい物語だ。舞台は恐らく修道院系の女学校で、禁忌など、ものともしない天真爛漫さをもって、主人公たちは恋に落ちている。生徒会長は、『ステラ・マリス』を口にするぐらいであるから、カトリックであろう。私自身もカトリックであり、同様の修道院系の学校に六年間通っていた。結局の所、私は、猫目堂に招いてはもらえず、さりとて様式美を完遂する程の勇気もなく、今や時すでに遅い。過去は、ありふれた物語の海に沈み、今更泣いてもどうにもならないが、途方もない年月が経った今、やっと泣くことが出来たことには、心から感謝している。生きる、死ぬと言うことは、医学生理学的に観測可能な生物の状態の変化を指すだけの言葉ではない。大切な人は、なかなか死んではくれないものだ。その意味では『ステラ・マリス』の中で、猫目堂がもたらす主人公への福音は、私の目に『呪い』と映る。全ての物語は、最後に猫目堂の成り立ちの秘密を明かすことで完結するのだが、それ自体が既に『呪い』の産物であった、という構造は、腑に落ちた。私自身は、やるせなさに身を焦がしたけれども、人それぞれに感じようはあるだろう。なんにせよ形はどうあれ、それほどに読者の感情を動かす、というのが東雲氏の才能なのだと思う。これからも東雲先生の益々のご活躍を心からお祈りしております。
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あんまり面白くないな。百合にもいろいろなジャンルがあると思うのですが、ゆるい百合っていうか、女の子同士が学生生活楽しんでますっていうのが好きな方むけの作品だと思います。純粋な百合って感じなので、百合セックスとかガチレズを求めてる方には向きませんね。