レビュー一覧

お母さんがちゃんと暴力的な男から逃げてくれたので、作者はよかったのだと思う。暴力から逃げられずに子供のお母さんも病んでしまう人がたくさんいて、それでも誰にも相談できずに表面的には平気なふりをして薬を飲み続けている人に何人か会った。私は虐待されていたのだが、親が怖いという気持ちが、人間が怖いという気持ちになってしまっていて、誰に会っても緊張していた。でも緊張するのが普通だったのでどうして自分の具合が悪くなるのかあまりよくわからなかったままきていた。EMDRやソマティックエクスペリエンスなどトラウマの治療を受けて、やっと子供の頃からの不調が治ってきたので、思い当たることがある人はできればPTSDの治療を受けてみてほしい。

どうしてこんな人が子どもを産むんだろう、周りが止めないといけない事だし、sexする男も最低だ、と読んでいて苦しくなりました。作者さんがこうしてマンガに昇華できた事は本当に良かったです。

うつ病は難しいですね。ただ、何で一度目の離婚で懲りて自分と子供との二人の生活を楽しもうとしないのか？他にもこういった話がありますが、いつも不思議に思います。恋愛体質？私にはこの点が理解できません。他人に幸せにしてもらおうって、そもそも無理でしょう？それから、女の子が全日制に通うだけのお金があって羨ましいです。私は定時制で、フルタイムで働いた金は全部家に入れてましたから。下には下がいるんだよ……。

単話版の、一話目だとわからない物語がこちらだとわかるので、単話で判断せずに最後まで読んでほしい。

漫画としての面白さは特になかったけど、テーマはとても重要。ヤングケアラーの日常を素直な形で表現されており、とても意義深い作品でした。

ヤングケアラーの実情が具体的に描かれています。この作品をまとめるのには、大変なエネルギーが必要だったことでしょう。わたしにも精神科に通院していた家族がいるのですが、家族にとってのストレスの種は、どこまでが病気の症状でどこからが本人のわがままなのか、区別がつかないことです。まわりに迷惑をかけている行動を、全部許すべきなのか、たしなめるならどこまでたしなめていいのか、暗中模索が続きました。それに抗うつ剤って、服用してみないと効くかどうかわからないのに、副作用だけは必ず出るからやっかいですよね。このお母さんの場合、男に頼らない生き方をすることができれば、病気そのものはふせげなくても、母娘ともにもう少し生きやすかったのではという気もします。作品中に登場する相談員のような職種の人をもっと増やして、困難な家庭への援助が行き届くようにしてほしいものです。この娘さんの幸せを祈っています。

うつ病の側の気持ちと、周囲の人の気持ちが理解できるマンガでした。

迫力がありました。理解出来ました。ただ、読んで楽しかった、とは、ならない、爽快感がない、現実味がすごい、など、ドキュメンタリー感あり、これが好きか嫌いかに、なると、私は漫画にはエンタメを求めてしまいます。

このママが3度も結婚し子供まで設けたことの方が驚きだ。

うつ病になった人に対しどのように接すればいいのか、とても参考になった。ヤングケアラーだった作者さんが、追い詰められていくのが怖い。