レビュー一覧

あー懐かしい。やはり楠桂は『りぼん』の中では異色でしたね。画力もあるしホラーテイストの方が少女漫画的なラブコメより強い。そしてそれが魅力でもあります。小学生の時に『サーカスワンダー』を読んで那由多という言葉を知りました。楠桂の『人狼草子』や『鬼切丸』と同じくらい好きです。ちびまる子ちゃんをリアルタイムで読みアニメ化されたあの当時に読んだ空気感が蘇る、ノスタルジーも含めて短編読み切りホラーとしてもよく出来ていると思います。『夏の悲鳴』も良質ホラーで、電話番号を全て暗記していたあの頃の時代感と一緒に改めて楽しみました。惜しむらくは同じ読み切りホラーの『海に還る』だったかな…（うろ覚え）がなくて少しがっかり、もう一度読みたいな。

昔読んでずっと好きだった作品です。この時代の楠先生の作品が一番好きです。

知ってる作者さんで評価も良かったので、購入したのですが、、私的には甘く評価して星3つです。慌ただしい内容のわりに、中身に深みを感じませんでした。ファンタジーや純愛的な主人公の振る舞いに対してホラーストーリーなのがシックリ来ないし、最後の話しに関しては、独りよがりなボケっとした主人公に少しイラッした上に、死んだ男の子が無駄死にで終わってしまった。

懐かしくて購入してしまいましたっ。そしてやっぱり楠先生のホラーは大好きです！

楠さんの作品は、昔の作品でも面白いです。

めちゃくちゃ懐かしい、、、むかーーし持ってて、タイトル忘れちゃってたけど夏の悲鳴が好きすぎてどの単行本に入ってるかわからなくてコメ欄のおかげさまでようやく見つかりました。今読んでも泣いた、、、。昭和感満載のハッピーなラブコメとの落差がすごい。表題のタケルがかわいそうだ、、。

表題の他に短編二つの、計三話。サーカス団の中で妖精や鬼や人魚が登場する、妖しく不思議な現代版おとぎ話と、悪魔のコミカルなお話しと、幽霊ものの甘酸っぱく切ないお話し。

昔読んだ記憶をふと思い出してレンタルしました。ピエロと心臓が出てくるのは覚えていたのですがとても切ない話だったんですね。登場人物のキャラが濃いのでそれぞれの人生も知りたいくらい1巻の読み切りが惜しい気がしました。

昔コミックを持っていたけど、懐かしくてまた購入してしまいました。楠先生は初期〜中期の作品が内容も余韻があって好きです。絵柄が変革期なので今の綺麗さと比べると、ん？と思いますが、時代感を感じられてそれもいいかも。夏の悲鳴、いいです、好きです。