レビュー一覧

雰囲気のある、良い話でした。最初の部分は、３年目の夏から回想で一年目の出会いからのできごとへ、そしていつのまにかまた現代へ。ここの回想が長くて区切りがよくわからない。マギーの入院から別れのネッドの言葉や行動が腑に落ちない。婚約者がいて、結局戻るのに、誠実じゃなくて見損なった！再開からの流れは素敵。ラストは綺麗にまとまりました。全体的にこれでもか！良い場面！ていうシーンの出し方が鼻につく。普通の流れの中に自然な形でキュンとくるシーンがあると、生きてくると思います。

う～ん？ストーリーや設定が「洋」なのは統一されていて良いのですが、ちょいちょいセリフが英語表記されていて、そのちょいちょい加減がルー大柴みたいで、逆に邪魔でした。ノリも80年代風？それくらいの時代設定だったのかな。

お話としてはおもしろかったけど、途中、攻めが結婚してしまったことがものすごく嫌でした。結果的に、妻が自発的に出ていったことによる棚ぼたハッピーエンドに見えて、消化不良です。

本当に映画を見ているような一冊でした。人との別れなど切ない場面も多々ありますが、ハッピーエンドで本当に良かったです。アルもネッドも今まで辛いことがあった分、２人でずっと幸せに暮らしてほしいです。作者様の絵も小島ララ子さんにも少し似た可愛らしい絵で好きでした。

良かった。途中、泣きそうになったよ。すれ違って再会できてホント良かった。別れる前の2人のエッチは気持ちが伝わって来たわ。ぜひ読んで欲しい作品です。

とてもおもしろかったです。他の方のレビューにもありましたが、本当に映画のようは作品でした。攻めは家族との確執から逃げた先で受けと出会い、自分の周りにはなかった家族のあたたかさにふれていく話でした。言葉にはしなくても受けと想いがつながっているんだろうなという雰囲気や、それでも一緒にいることのできない攻めの現実がせつなかったです。はじめての夜に、想いを告げないまま、それでも受けが攻めを求めたシーンがとても印象的でした。それまでは切ない面が多かったですが、最後はいろいろうまくいきすぎかなと思うところもありました。また、受けも攻めも、設定年齢と絵柄の年齢があまりにもあっていないなという印象です。しかし、そうした面を差し引いてもとてもいい作品だったと思います。このままでも十分ですが、その後の2人も見たいと思いました。

なんでだろう。めちゃくちゃいいストーリーな気がするんですが、残念ながら私は全然楽しめませんでした。まず表紙と中の絵のギャップが少しあり、感傷に浸ってるとこというか過去を思い出しながら進んでいくなぁと思ったらいつのまにか未来になってたりとか、んー一回読めば十分です。

絵だけでなくすべてがキレイなお話でした。

表紙はスッキリした絵なのに中身はゴチャついてたかな。攻受だけじゃなく他のキャラも良かったので残念です。セリフが多く、外国のお話だからか英語で書き足されてる部分もあって見づらかった。お話自体は良かったけど過去3年間が現在と行き来して描かれていて、現在形、過去形、どちらかで統一するかセリフをスッキリさせるかどちらかにすればもっと良かったと思います。

風と潮とレモンの匂いのするお話でした。理不尽な不幸や人生で遭遇する不幸もありつつ、悲しみだけではないのが救われる。いいお話でした。