レビュー一覧

作者様は私の中で電子化待ってたナンバーワン。もしかするとご本人が電子書籍お嫌いなのかなと思ってたので、この度一部電子化されて嬉しいです。こちらも紙でも持ってますが電子もポチ。半分ファンタジーのしっとり表題作から、切ない話やキュンキュンくる話まで読めるお得な一冊。好きな話しかない。獅子倉のかくれんぼのラストなんて、頭から離れたことないくらい好き…。短編って見せ方が上手くないとなかなか難しいと思うんですが、作者様は短編集も多く力のある作家さんなんですよね。トジツキさんといえばB系（って今でも言うのかな？）男子がよく登場しますが、本作は半々くらいかな？B系苦手でも読みやすいかも。シリアスな話もシリアス一辺倒にならずに読ませ、かつしっかり刺さって印象的なところが好き。

文学の匂いがする表題作から、スケボー漫画の片鱗を窺わせる『The day…』まで、バラエティに富んだ4編。表題作は、金魚鉢越しの“蝶尾”が巧みで、幻想世界にすうっといざなわれ。甲斐甲斐しい姿は内儀か書生か…丸ごと金魚鉢みたいな、何とも色っぽいお話でした。間の2編は、そこはかとなく漂うBL感をじっくり読むタイプの作品。The day…はもうワクワク。宇宙工学(かな?)の天才にしてB坊主な“かくれんぼマスター”、そんな先輩に惚れちゃった後輩くんの追い込み。文字にすると謎すぎるけど、全部繋がっててゼロGできゅん。漫画が上手い。ウチの子自慢の兎エッセイも、12羽と盛り沢山で面白かったです。いやー満腹。

これはすごい。すごい作品集です。妖しげな雰囲気の「蝶尾」から始まり、ほとんどが教会での二人の会話で静かに進む「ロザリオス」で胸にぐっときて、ワクワクしつつどこか切なくて泣けてくる「アトリエ」でガツンとやられ「The day～」で完全にノックアウトされました。どれもエロなんて無いですけど(蝶尾には少しあった？)、めちゃめちゃ読ませましたね。中でも私はアトリエとThe dayが大好き。アトリエは、主人公の風貌(髭のおじさん)はあまり好きじゃないのに、彼の過去を知るにつれ可愛くて仕方がなくなっちゃうし。The dayのワクワクさせるシチュエーションと風を感じるコマ運びが本当に素晴らしいです。BLではない作品も集めていきたいと思います。

はっきり白黒つけない表現が好きな方には向いていると思います。想像力と余韻を楽しむ作品。どの漫画ジャンルでもこういう作品描かれる方いますよね。ストーリーがしっかりしていれば好きなのですが、どうも中途半端感が否めなくて私には合いませんでした。ウサギエッセイが思ったより長かった笑

描画がいまいち。着物が身体にまとっていない。ネームも説明的で、幻想の中に沈めなかった。兎は楽しかった。

短編集です。最初の３話は不思議な感じがして雰囲気もとても好きでした。何でいつも最後の話が好きになれないんだろう。Capが変だからかなぁ。

好きな作者さんです、短編集だけど雰囲気がとても良いです。

元々トジツキファン。テイストの違う短編が収録されていて、その引き出しの多様性がすごく好きです。

不思議な魅力のある世界観で小説のような読後感です。

不思議な感じで、おしゃれな感じ。楽しんでよめました。