レビュー一覧

最後の天使の話がよかったです。拉致監禁されてしまった子を助ける天使。同僚の天使は止めるけれど、思いには勝てない。すごく重いおとぎはなし。

特濃ディープワールドよ！表題が博多豚骨ばりに濃厚でした。ハンディキャップドの話ではあるのですが、悲壮さは一切なく、それについては何でもないと言ったらアレだけど、洋服くらいの感覚で取り沙汰されています。表面的には。他は、時代を反映した作品で女性みたいな受けとか、そういう古代の価値観を元に制作されている。それもそれで懐かしいやら古代の社会風俗の世界観や資料として興味深いです。表題作をもっと読みたかったなあ。お値段以上の読み応えたっぷり作品集でした。

久しぶりに鳥人ヒロミさんの作品を読みました。成層圏の灯火が大好きでしたー。裸の質感がいいんです。キュンもあるし、切なくなります。この本の表題作が幸福感があって面白かったです。ナタナエルはありがちというか、後の解釈は読者に任せた、な同人誌っぽい作品ですが、あと引くお話です。エロは、最近の漫画のように激しくはありませんが色っぽい。。。(//∇//)

こういう設定がうまい作者さまですね。共感できる部分が多くありました。

Ifとナタナエルが良かったです。ifはビッチアラサーと事故で声を失った青年の話。お互いに惹かれる流れは王道です。ナタナエルは天使と監禁されてる少年との話。非常に重いです。そして、最後の終わり方は読み手の解釈によりけりって感じで幕を閉じます。だから10人いれば10通りの解釈ができるそんな感じです。

絵も内容的にも古い感じでした短編集でしたがあっさりしていました