レビュー一覧

面白いストーリーだけど、少し物足りない。

穏やかな話だった。絵もきれいだから，気持ちよかった。

『置き去りにされた花嫁』のヒロインがとても力強くチャーミングでした。ストーリー展開も、定番な部分と予想外の部分も有りで良かったです。但し、画力が不安定です。ヒーローもヒロインも喜怒哀楽の表情は分かりますが、同一人物とは思えない違和感有り。統一感が無いんです。又、ヒーローの顔が目鼻口無しでのっぺらぼうなのが数ヵ所有るのには驚きました。顔をもう少し丁寧に描いて欲しいです。ヒロインの魅力におまけして星３つにしました。

イメリ先生の描かれる絵が好きで出たら無期限にしていますが、今回の作品は、モヤモヤが残りました。何故なんだろうと徒然と考えてみたら、場当たり的なその場しのぎのヒーローの態度や、性格の悪い社交界の女性達。ヒーローを辱める得体の知れない男性。ヒーロー祖父が幼い頃のヒーローにしてきた仕打ちと同じことをヒロインにしてきても気が付かないヒーロー。お人好し過ぎるヒロイン。総てがなあなあに済ませている点が気に入らないのだと思いました。

絵は綺麗だけど、きつい話だなあ。ハーレクインの様式美なのかもだけど、他の女と遊びまくり、「金の無心に来たのか」と冷たく言い放つ男が、いきなり結婚を本物にしようとか、愛してるとか茶番すぎて白けます。ヒロインが聖女すぎて、よく許せるなあーと。なぜヒーローが途中でヒロインを好きになったのか理由が薄いし、なぜヒロインがヒーローを好きでいられたのか疑問です。きっかけとなるエピソードがあればよかったかな。

最低のヒーローです。経営者なのですから契約は守りましょう。反対だったらどうしていますか？　脅してでも契約を守らせた事でしょう。ヒロインを妻として公表することは、さんざん浮気されまくった惨めな妻とレッテルを貼られるんですよ。ヒーローに彼女を貶める権利はない！

好みのお話です♪辛い子ども時代を過ごしたコトから愛を知らない、愛を信じられないヒーローと契約結婚したヒロイン。彼女は自分の人生をしっかり作り上げて自立を目指しますがヒーローの心にある過去の痛みに気づき、寄り添い癒して…ハッピーエンド。ヒロインのお仕事の描写は少ないけれど、地道に築きあげたんだろうなと納得できるお仕事なのも良いです。時々、ただの人がどうやってそうなったっていうご都合主義もあるけどそうじゃないです。ただ、最後が駆け足的なところ（ハーレクインにありがち）が気になってしまい☆ひとつマイナスです。

死を前にして反省し許しを請われても、ヒーローが祖父を許せない気持ちはわかるけど、ヒロインに対する仕打ちは他の気持ちが分からないという、祖父と同じ事してたよね。心の広い強いヒロインでした。

私としてはラブロマンスとしては惹かれる部分はおおきくなかったけどおじいちゃんが存命のうちにみんなが仲良く出来るようになったのは素晴らしいと思う。

ヒロインは、とても素敵でした。どん底でヒーローに出会い、ヒーローの提案した契約結婚を承諾する。一人で島で生活し自活してヒーローに離婚を迫る。ヒーローは再会した時、それが妻であることにすぐに気付かないほど放置してたんですよね。そこから、なぜかヒロインに興味を持つヒーロー。冴えない女と思っていたヒロインは、愛情深く優しい女性で、少しずつヒーローの心をほぐしていく。愛を信じていないヒーローが最後まで微妙でした。ヒロインには星5つあげたいけど、ヒーローにはないなｗ