レビュー一覧

異世界転生関係ない。時代が時代なら、歴史書として正史なのだとは思うのですが、現代人の感性で読むと、あまりにも蛮族すぎてキツい。異世界転生というよりは、過去の異国転生でしょうか。蛮族の世界、地球の過去に転生した現代日本人が蛮族に染まっていく様が描かれています。むろん、人権や法律などという概念はなく、耐え難い程の蛮族ぶり。人類とは、生まれながらにして邪悪で残酷で野蛮な生き物なのだ、という性悪説の証明のような歴史書でした。ただ、エンタメとして、お金を出してもう一度読みたいかと言うと、ノーなので。人類が蛮族である証明の歴史書や資料としてお金を出して読むのはよろしいと思います。こういうの苦手な人はエチケット袋ご用意しといた方が良いかも、リアルすぎて逆流する可能性がある。しかし、バシュラールvsリオンクール戦は、どう考えてもバシュラールの言い分が正しいやろ(笑)。

ハード系の異世界転生ものだから、好感を持って読んでいたのだが、案の定というか、あっさり6巻で終わってしまった。原作があるんだろうと思うが、まさに「俺たちの戦いはこれからだ」的な終わり方でなんというか、残念だ。

打ち切りになった理由がわかる漫画です。主人公の知略と蛮行シーンが続いて正義が一向に見えない。現代の価値観をもった主人公が、サラリーマン人生で得た知恵で転生先の世界を上手に渡っていくのであれば設定も活きますが、主人公が残酷な世界に合わせるための蛮行シーンばかりが続いて異世界転生モノとしての面白味にも主人公としての魅力も欠けます。妻も制欲処理のために選んだりと、私利私欲ばかりの主人公が世界平和のような大義名分を唱えても説得力がなくて心動かされません。リアリティーがあるなどもコメントもありましたが、世界設定がそうだとしても主人公の計画通りに物語が進みすぎるのはいかにもななろう系。残酷な世界が読みたいなら主人公が必死にもがき生きていく『ヴィンランド・サガ』や『トライガン』を読んだ方が圧倒的に面白いです。

これぞ王道リアルファンタジーといった感じの物語です。他の異世界転生ものとは一線を画しています。お勧めです。

濃いです。そうだよね。中世レベルの異世界ってこうあるべきだよねって作品。美少女集めてハーレム作ろ♪なんてならないリアリティがあります。

最近の「なろう系」の異世界転生物とは一味違って硬派な部類です。この手の作品にありがちな現代の価値観からくる葛藤とか最初の部分くらいで、知識を応用したチートなどの要素は主人公が前世でやってた柔道の投げ技とかくらいです。今のところ。1巻だけでも内容が濃くて展開も早く、世界観が分かりやすいのでお勧めです。

数多い異世界物の中で、当たり作品は数える程。これは間違いなくその1つに入りますね。作者さん、女性の扱いでクレームが多いような後書き書かれてましたが、女の私は別に嫌な感じしなかったです。だって異世界、そういう世界を書いてるんですから！続編楽しみです！

異世界転生ものを期待しないでください。むしろヴィンランド・サガなどの世界観に近い中世戦争ものです。絵柄の迫力もあり、個人的には好きですが、殺人、掠奪、強姦。。。etcの表現が多いので、好みは分かれますね。優しい世界の真逆です。

リアリティ！！何故だかわからないけど圧倒的力でもって無双するだけのとは違う転生もの。これから面白くなるであろう所で打切りとは！是非続編を求む！！

もっと長く読んでいたかったのに6巻で終わってしまうのは残念