レビュー一覧

ヤンキー同士のケンカップル。喧嘩最強の俺様 京介(攻)と喧嘩が趣味(？)の美少年ヤンキー ナツが微笑ましかったです。初読み作家さんでしたが、登場人物すべてがコテコテの関西弁で、文体が終始一人称というユニークさ。私はそのスタイルを楽しめましたが、サンプルを読んで合わない方にはちょっと辛いかもしれませんね。登場回数の多かったモヤシメガネくんは、ナツのキャラを掘り下げる為に必要だったのかな？はっきりした失恋シーンが無いままでした。脇を固めるハルちゃんx透のスピンオフも読んでみたいです。

今まで読んだBL小説で最も面白かった作品の１つです。私は大阪出身なので、関西弁で一人称というのはリズムよく読めました。ツッコミ満載でずっとお笑い番組を見ているようで笑いが絶えませんでした。ただ、結構コテコテな関西弁なので、関西弁に慣れていない読者の方にはちょっと読みにくいかも。。超オレ様の京介に迫られたナツが、「ええ？そうなん？」って感じでほだされてるアホさがもう・・・おかしいんですけど、可愛いです。

ちょっと変わったオール関西弁の小説です。作者さんの文章の表現がとても丁寧で上手く書かれてるのと、キャラクターが立ってるんで楽しく読めます。ただし、暴力シーンやレイブシーンがあるので、苦手な人は注意した方が良いです。主人公CPも最初はレイプなんで。ストーリーは古き良き昭和の不良のBLといったところでしょうか。これだけでネタバレにチェックしないといけないような…まあ、そんなお話です。ナツが素直で良い子なのですが鶏頭のあほっ子なので、なかなか笑えます。ただし、前半の京介の行為が腹立ったこと、どこで反省したのかがはっきり分からなかったこと、謝ってないだろうがと言うのが個人的に許せなかったので、★ー２しました。