レビュー一覧

妹さんのお話「愛のデッドライン」の続きのお話です。妹さんの話を読んでいたほうがわかりやすいですけど単体で読んでも問題ないかと思います。ヒーロー、ヒロイン両方の視点から話が進んでいってお互いはじめから愛し合っているのにお互いを誤解したままどんどん関係がこじれていきます。二人の子供がきっかけでわだかまりがとけてお互い素直になってからは微笑ましい感じに話が進み幸せな気分になれます。「大富豪と淑女」のヒーローマットもけっこう出てきますよ！この頃はまだ独身！星マイナス1なのはダイアナ作品にしては穏やかに読み終わったからです。

ヒーローもヒロインも父親から虐待されて育つという過去があります。ヒーローはすごくいい人なのに、ヒロインが勝手に勘違いして故郷に帰りヒーローに黙って子どもを産み育てます。５年間も我が子の成長を見られないというのは辛いことです。その５年間は永遠に戻りません。故郷で富豪になったヒロインはヒーローに出会って勘違いしていることを罵倒したりヒールを投げつけたりと性格がきついというか悪いというか。ヒステリックな女性なので読んでて疲れるしヒロインの性格にイライラしました。孤独なヒーローが可愛そうでヒロインに感情移入できませんでした。最後はハッピーエンドですが、ヒロインがもっと優しい性格なら祝福できたのに後味悪かったです。

うぶで真面目な二人が、苦労して幸せになれて良かったです。お兄さんいい人だったな〜