レビュー一覧

「ハーバード大に関係した者が日本を牛耳っている」という陰謀論めいた内容。少しでもハーバードに関係した者を取り上げてチェリーピッキングし、カテゴライズして分かったつもりになっている。枝葉末節な情報でページ数を稼ぎ、あまり推敲されていないようで誤植や誤訳も目立つ。恐らく著者は学歴主義者で、人が何を学んだかよりもどこの大学を出たかを気にするタイプなのだろう。本著が論じているのは本質ではなく現象である。「そういう見方もできるね」という程度の感想しか残らない。酒のツマミにはなるだろうが酒の席でのネタにするにはコアすぎる。