レビュー一覧

古い少女漫画の美形をくどくしたような絵柄のせいで敬遠していたのですが・・・ギャグのオンパレードなので名作と表現すると違和感もありますが、名作です。作者の魔夜さん（男性なんですね！）の見識の広さと毒っ気、人間味のあるキャラクター、それらをベースに作られている1話1話の、起承転結が非常に上手です。基本的にパタリロはめちゃくちゃな人物ですが、たまーーに国王としてのシビアな判断や責任感、部下たちへの情を見せられるので、愛着が湧いてしまいました。様式美化された背景や室内装飾、マライヒの服装など、絵柄も目が慣れると（笑）感嘆する点が多かったです。少年愛の要素がかなり強いですが（性描写もあり）、パタリロの母君などの女性キャラもとても魅力的です。ヒューイット絡みの美少女でもいいので、女性の固定キャラが増えたら嬉しいのですが・・・美青年と美少年のカップルはちょっと食傷気味です。蛇足ですが、富樫義博の「レベルＥ」はパタリロのオマージュですね。本作を読んで初めて気づきました。また飛影のモデルになっているスカンキーは6巻で登場しています。（※文庫版44巻まで読んだ時点でのレビューです。）

教訓や歴史ものあり、SFやファンタジーもあり、作者の確固たるアイデンティティーが滲み出る作風が何よりも魅力になっているのではないかと思います。

懐かしい…。「花とゆめ」に連載されたので、少女マンガですとなってますが、これは唯一無二のギャグマンガです。当時これほど可愛い絵でギャグをかます漫画家さんはいませんでしたから、魔夜峰央先生は衝撃的デビューを飾りました。個性豊かなオリジナルキャラに加え、ゲイの性生活を要素に取り入れ、(いま思えばよくR指定されなかったな) 当時の風刺を絶妙にパクり、(CMなど) これ以上はないほどテンポ良く描かれています。少しネタバレしておくと、「あ～あぁ～、しょっぱい」は細川たかしのCMをパクっています。シバイタロカ博士は、「しばいたろか！」という怖い表現を笑いに変えてくれたものですー。。魔夜先生最近は、若い世代に通用するギャグネタを書くように言われているそーですが、わずかなネタバレなど、ビクともしない、笑の世界が待ちかまえています。

大好きだったパタリロ。いまさら古本を買いあさる気にはならないけど、電子貸本なら気軽に読めて楽しめる。いま読んでもギャグが最高、仕事中は読んじゃだめよ。

子供の頃は、この絵が嫌いだったのですが、、、是非見て！ギャグ漫画ですよ！あんなに嫌いだと感じていた絵に愛嬌を感じるようになりましたw

懐かしい～！少女のころ大人気でした！ギャグ、ストーリーも完成度が高く、大人の観賞にも耐えうる非常に面白い作品だったんだなと改めて思いました。他に類をみないキャラ設定とストーリー、摩夜先生って本当にスゴイ…当事アニメ化もされていて、母親はバンコランのファンでした笑。バンコランとパタリロの掛け合いは本当に最高です。やっぱりパタリロは最高でした！大好きな作品です！

ギャグあり、シリアスな推理ものあり、SFあり、魔界ファンタジーあり、BLあり…　ひとつの作品に、よくぞこれだけ詰め込んだものです。しかも全体に統一感があり、ジャンルが違っても登場人物のキャラクターがぶれない。魔夜さんってすごい人ですね。ただし、不満がひとつだけ。設定に同性愛を持ち込むのはかまいませんが、マライヒがバンコランにひかれるきっかけが、バンコランの一方的な行為だというのが嫌です。強引に相手をものにすればあとは自分のものという、世の身勝手な男たちのふるまいを肯定しているようで、ここだけは不快です。

ああ、懐かしい。やっぱり名作ですね。魔夜さんのギャグはテンポがいいのであっという間に読んでしまします。

魔夜先生と言えば耽美な美少年。パタリロも成長すると美少年になる予定を今、思い出しました。パタリロ！は、最初の頃はハードボイルドな感じもあり、バンコランはさながら、007のような感じです。ロマンスは、勿論、美少年限定ですが…今はギャグを中心に、ホラー、サスペンス、ファンタジー、SF、歴史モノと何でも来いでパタリロに盛り込まれております。魔夜先生、あらゆる分野に博識です。実はモノ凄く為になる漫画のひとつかと思います。スクリーントーンをほぼ使用されていない独特な画も見所。紙書籍で全巻持ってますが、しまい込んでるので、好きな巻だけ購入しても良いかなと思います。

サンプル読んだら懐かしくて購入！面白かったです。アニメになっていたので、声が聞こえてくるようでした。始めの手帳屋か！で参りました。全巻読みたくなるけど、長いんですよね～。