レビュー一覧

なんだろう、ハーレクインにしては地味な感じのヒロインとヒーローでしたが、お互い真面目で誠実で、幸せになれてよかったです。

ディ・シオーネの宝石たちのシリーズです。祖父が手放した数々の宝石を孫たちが捜す過程で愛を見つけるお話です。この作家さんの描く絵の男性はとてもハンサムで、女性は清らかでかわいらしくて大好きです。シリーズを通して読むと感動的です。

何だろうこのタイトル！と思って読んでみたら本当に白馬のナイトがお姫さまを助けるお話だった。恋愛よりも心引かれたのは兄弟の和解の物語。色々な物語が詰め合わせになっていて読みごたえ充分♪

訳アリ契約結婚から真実に愛に、というのはHQのお約束展開ですが、お約束だからこそ作者の持ち味が出るというもの。大きなすれ違いもなく悪人もおらず事件も起こらないのでドラマ性には欠けるけれど、誠実に相手に向き合いすこしずつ距離を縮めていくヒーローとヒロインの、地に足のついた穏やかで優しい愛の物語。河村恵利さんの真骨頂ですね。今回も癒されました。シリーズのようなので、他のも読んでみます。

原作は未読ですが、ボリュームがある展開がバランスよく拾われているようで、スッキリ満足した読後です。母と分かり合えず残念ですが、そう全部が上手くはいかないんだな、ということも良かったと思います。今回はまだその時ではなく、きっと別の機会に必ず和解出来そうなヒーローとヒロインです。久しぶりに夢みさせてもらえました。

家柄が良くても、内情が悪くても、まっすぐに、正直に生きていれば、幸せになれるのですね。家柄が良くても、お金があっても、性根が腐っている人間は、本当に、どうしようもないですね。人生、いろいろですね。

河村恵利さん買いです。可愛らしく前向きで一生懸命なヒロインでも、どうしょうもない状況に置かれたとき白馬の騎士が迎えにきて連れ去ってくれた。そんな素敵な白馬の騎士でも完璧ではなくてお互い支え合っていける関係が素敵でした。

最後のセリフがとても良かったです。お幸せに

シリーズ買いで読み始めました。主人公の「君は僕の予定を狂わせる」というセリフにグッときました。

　綺麗で繊細なタッチの画ですが、ヒーローもヒロインもビジュアル的なカッコよさが見えないのがただただ残念。落ち着いた穏やかなお話です。どなたかのレビューにもありましたが、最後のページの何気ない一言が心に残ります。