レビュー一覧

お久しぶりの作品なので楽しみにしてたんですが、んー……ドラマティックが過ぎる。個人的には劇的なことの積み重ねで涙を誘うストーリーがあまり響いてこないもので、入り込めずに終わりました。だって現実味一切なくないですか。（狭義の）ファンタジーでもない限り、やっぱりどこかにはこういうことがあるかもしれないって思いたい。そういう要素がなかったのが非常に残念。唯一攻めの下半身事情…ここまでのタフさはあまり見かけない設定なので目を引きました（そこでいいのか…）。

まず、上下巻セットにも下巻特典の「その後。伊吹ver.」は収録されてますのでご注意を。ま～絵がとにかくきれいです。ボディラインなんかホント眼福。同じポーズで何年か後に写真を撮るっていいですよね。切ないながらもハピエンにおさまってきもちよく読めるお話だと思います。ここからは読み手の問題なのかもしれないけど。伊吹が舞花になにを知られたら軽蔑されるとおそれていたのかよくわからん。同性愛者だということなら、なぜ阿部親子を見て救われたの？８年間も育ててきてあんなに自信が持てなくてグズグズだったのに。すべての登場人物が大事なことを内緒にしてしまうのはなぜだろう。。深く考えずに応援するきもちで読めば楽しめると思います。わたしもいったんはそう思って閉じたんですけどね。Char@vol.49の番外編、あの内容で4Pしかないなら本編の巻末にでも入れといて欲しかったよ。なんかイラっとして素直に読めなくなってしまった。

正確には星4.5。やはり作者買いで間違いなかったです。今回も心情の移り行く様をゆっくりと丁寧に描いた無理のない展開で、時には涙がじんわり出ちゃったりするいい作品でした。やっぱりこの作者は「絵」も「漫画」もお上手ですね。星5でないのは、２巻という長いお話ながら二人の甘々のシーンが最後の方にちょこっとしかなかったから。本作品はBLであると同時に家族の物語でもあり、時には全くBLテイストのない過去の話が続いたりしますので、甘いふんわりしたお話を期待するとちょっとだけ肩透かしかも。でもそれがあってのラストのハッピーエンドなので仕方がないですね。だからこそ、せめておまけの漫画だけは超甘～いお話にしてほしかったなあ…本編では描かれなかった二人の15年間のアレコレとか。

はー面白かった！時間を忘れて一気に読んだ！星5しかない。というか5じゃ足りない。もともと作家買いする作家さんでしたがサンプル読んで名作の匂いがする！と思ったら期待を超えて大大大正解でした。読み応え十分！お守りのとこ泣いた……サンプルが気になったなら安心して読めると思います。上下巻セットには雑誌掲載などのカラーイラストが7枚(イラスト集の表紙いれると8枚)収録されているので買うなら是非こちらを！

血の繋がらない親子、病気や事故による死、そこにおける各々の立場での心の揺れ動きに焦点を置いて描かれているのですが、ただ事実を描いてるだけで心理の掘り下げは浅く、読み終わっても感動がなかったです。一応エロもありますが、特にキュンもなく。昔、攻めを買った男性との関係の方が、まだキュンがあったかも。設定の割には淡々と進み、読後に思ったことは「残念な1290円の使い方をしてしまった…」でした。読み返すことはないです。ストーリーはがっかりでしたが、絵が丁寧なので☆2にしました。

作者買いです。何だろう…所々うるっとくる場面あるんですが…タイトルから安易に想像できる関係性と色々中途半端な謎の残る過去…それに少し劇的な出来事を入れすぎかなと…泣かそう泣かそうと意図的に取れました。舞花の父親の最期とか…攻めが病気の母の治療費の為ウリをやってたとか…全体的に悪くないだけに何か惜しい…

作者買いです。BLには珍しく女性キャラの方が魅力的。メインの男たちがヘタレで、女の子とおばあさまがとってもカッコよくてステキです！特に女の子がすごくいい子！！最後はとにかく嬉しくて嬉しくて泣けてきました～。

高評価だったから読んでみたけど私にはイマイチでした。読んでて意味の分からない場面や台詞が多くて伊吹くんは何を悩んでるのかが良く分からなくて、そのせいもあり話の内容がよく分からずモヤモヤしたまま読み終わった(汗)あまりにモヤるので再読してやっと伊吹くんの悩みが分かったような気もするけど、でもやっぱりよく分からない台詞は多いままで(汗)遠回しな言い方は意味を汲み取れない直球型な私には合わなかったし話もさほど面白くはなかった(汗)

血がつながらなくても…っていう家族の話。タイトルの「ボクら」というのはCPだけじゃないのかーと。こういう話，たいていの人は好きだろうな。私も嫌いではないし，お決まりに泣かされたけど…器の大きい人ばかりで，ちょっとできすぎ感がしないでもない。でもみんなが幸せになれるお話。　BLに出てくる子供ってどうしてみんなこんなに愛くるしくて察しが良い賢い子ばかりなの？っと，私の嫌味な性格がツッコミを入れつつもお守りシーンには涙涙…　CP二人の場面よりも周囲の人との関わり合いのほうを多く描いている故に家族の物語のほうに軍配が上がってしまう。二人の時間ーイチャイチャでも穏やかな時間でもーをもう少しみたかったなぁ。

新作待ってました。上下巻セットだから上下で別れているかと思ったら、1冊に纏まってる事に読み終わって気付きました。それでもアッと言う間に読み終わってました。割とコメディタッチな作品が多い中で割とシリアスでアットホームな感じです。「いびつ」な理由がラスト付近で分かりますが、親子の関係について描かれた深い作品です。ただ、二人が心情的に結ばれるまでは、もうワンストーリー欲しかった感じです。どうしても重心が家族に行ってますので、ちょっと物足りなさはあるかな。でも、作者さまの作品は大好きなので次回作も楽しみです。