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レビュー一覧

漫画『僕が君を殺すまで【電子限定描き下ろし漫画付き】』

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総合評価
5点
4.0
(28)
5点 5 13
4点 4 7
3点 3 5
2点 2 2
1点 1 1

※すべてのレビューが表示されていますので、Renta!で購入していないレビューも含まれています。

2020-10-27
評価点
5
ののさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
お久しぶりの新刊楽しみにしていました。5にするのは少々ためらわれるますが…。というのも作者様の作品は難解なんですよね。整形し被害者渡瀬(面倒なエリート)を演じる水谷(ユル真面目)と織田(ゲイ死刑囚)の死刑執行までを演じている中での物語で、大筋としては中身の水谷と織田がどう惹かれ合っていくかの話なのですが、全てがわかりやすくはっきりと描かれているわけではないんです。けど、おそらく人それぞれ思い描くことはできるんじゃないかな。「風が出てきたな」が印象的で、キーになっている…で合ってるでしょうか。もう何度か読んでみます。いずれにせよこの死刑執行がエンターテインメントとして消費される世界の異常性は、特に女子高生の使い方などで見事に描かれていると思います。このずっしりとモヤモヤする不思議な魅力が作者様ならでは。
2020-10-28
評価点
3
ぽよよんさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
いや〜めちゃくちゃしんどいですね。ハッピーエンドになってほしいけど難しいだろうな、と思いながら読んだけど、あ〜…やっぱりそういう結末になってしまうのか…と悲しくなりました。水谷さんはこれからの人生、脳内に「いる」織田さんとずっと過ごしていくんでしょうか。ある意味、織田さんは救われたんでしょうね。でもそしたら水谷さんのことは誰が救ってくれるんだろう。脳内の織田さんがいる限り、幸せなんでしょうか。終始ちょこちょこ出ていたミーハーな女子高生も、そう来るか…という結末で、なんと言葉にしたらいいのか。織田さんも水谷さんも被害者のような感じが拭えず、読後は全くすっきりしませんが、なんだかいろいろと考えました。
2020-10-28
評価点
3
corocoroさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
うわ,これ今まで読んだ中で一番難解な作品。お話は面白い。BL要素の萌えやキュンはほぼゼロなのでかなり読み手を選ぶ作品。個人的にどんな作品もわりと自由な解釈で楽しむのだけれど,今回はどう汲みとったらよいか悩んでしまう。最後がどうなったかももちろんだけど,二人の心が本当に愛という部分で寄り添ったのかも掬い取りがたい。薫のほうは明らかに惹かれているのはわかるんだけど,水谷の方が職責というか責任感から抜け切れているのか,「Live映像」と「リアル」の描写で葛藤している様子を描いているんだと思ったけど,最終チャプターのタイトルも意味深だしな…Show must go on. 描きおろしも本来内容補完してくれるものなのに,今回は余計モヤッと感。作品的には☆5だけど,個人的満足度ではモヤモヤ感がかなり渦巻いているので☆3にしました。
2020-10-27
評価点
3
まーさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
読む人を選ぶと思います。分かりやすいハッピーエンドが好みの方にはオススメしません。
2020-10-27
評価点
4
匿名希望さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
これはBLではない。なんだろう、話としてはトゥルーマンショーをシリアスな社会ドラマに仕立てた感じ。「外側」の人間の動きはこの消費の激しいSNS時代そのもの。2人の関係性が変化していく様も勿論見所だけど、話そのものが面白かったので先が気になってあっという間に読み終えてしまった。連載だからだと思うけど、1話分ずつ一定のスピード感で展開するので、テンポよく読めた一方でドラマティックさや緊張感が凝縮されてしまった気がする。この方の、ページ数気にせず描いた漫画があれば読んでみたいなあ…
2020-10-28
評価点
5
ノブタンさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
BL読まない人にも読んで欲しい!心理実験ネタです。絵は萌えませんw。ホントにちっとも萌えません(大事な事なのでw)オチもはっきり描いていないので問題ない大丈夫なら是非どうぞ。2巻でコンパクトにまとまっててお買い得でした。
2020-10-27
評価点
5
内田さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
前々ら気になってはいたのですが、購入して正解でした。BLというよりは1本の長い愛と生死の映画を観ているようでした。愛する人を救けることが主題かなと思います。エロ要素は殆ど無いです。メイン2人が付き合っていますが、作品の設定上、恋愛要素も薄いのかもしれません。それでも、愛の話だなと思えるような作品でした。
2022-01-03
評価点
5
栞さん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
BLカテゴリーですが、萌えより話のほうへ浸る感じの作品で黙々と拝読しました。作られた街を舞台に、死刑囚を被害者と同じ形で殺す世界の話です。目には目をというイデオロギー…と見せかけて、実はその報復は利益のための一手段でしかない。むしろローマ帝国のコロッセオの熱狂などに似てるかもしれません。生殺与奪をも政治、経済、娯楽として消費する人間の古い本質。それらが、LIVE配信やSNSという現代の鏡に映して描き出されています。享楽的で暇を持て余す群衆に24時間観賞される死刑囚の織田と、彼に被害者の「渡瀬」として死刑を下す任務を負った刑務官の水谷。箱庭の檻、演出尽くしの茶番劇の裏側で、織田がなぜ罪を犯したかが明らかになっていきます。2つの殺人から浮かび上がる彼の顔や被害者への思い。ひとり満天の星空の下、今の「渡瀬」に殺されたいとつぶやく織田。そして「渡瀬」=水谷も、ドラマのように「稼げる」死を与えようとする脚本に逆らい、事件の動機と全貌を解き明かすことで織田を受け止めたのかなと思いました。それこそエゴも正義も曝け出して、自身の存在をかけて向き合ったのかもしれないな…と。人は人を裁けるのか、できるのはただ罰を下すことだけか。悪が蔓る悦楽の国で「なぜ」を追い求める水谷の心情は、織田への一途な愛情とも、あるいは人々が置き去りにした正義とも取れる描き方で、読者に解釈を委ねる匙加減は余韻が残りました。感情を揺さぶる幕引きのあと、物語は思うさまこの見世物を愉しんだ「群衆」を当事者へと引きずり落とし、終わらないショーは続きます。全智たりえない人間が、それでも一歩でも真実へと祈りを込めて生み出した法の精神。主人公にそれを葛藤させたあとでのこの引きは、あくまで変わらない人の本質を描き切ったということかなと思いました。
2021-05-27
評価点
5
miyuさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
すごく重たい。読後感が苦しい。社会派ドラマを見た後のよう。死は人に平等に来るけれど、いつだって、残された方が重たいものを背負わなければならない。大切な人であればあるほど、生き残る方が苦しい…そんなことを改めて思いました。BLではないけれど、心を揺さぶる物語です。やはり死刑制度を題材にしたスーザンサランドン主演の映画「デッドマンウォーキング」を少し思い出しました。
2020-10-28
評価点
5
ほのかさん
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
まるで映画のような異世界っぷりなのに妙にリアルで非常に読み応えがある二冊でした。読み手によって解釈が変わるタイプのお話でデッドエンドかハッピーエンドかすら不明ですが、個人的にはハピエンで(短編でいいから)その後の二人を見たかったなという事で文句なしの五つ星です。好き嫌いはあると思いますが話としては明らかに異色なのでパターン化したBLに飽きちゃってる人にはオススメです。わかりやすい王道とエロ重視ならやめた方がいいかも。