レビュー一覧

良作です。ハッピーエンドに至るまでの険しい道のり(？)は、重すぎず、とは言え、読者を引き込むのに十分な描写がされていました。乙女的に重要なシーンでは、まぶたの裏にその情景が浮かぶほど、いとしみと、せつなみと、とうとみがヤババでした。エンディングの部分にはもうちょっと油をのせて読者を長くハッピー感に長く浸らせてくれても良いのですが、高級な洋菓子のように甘さはたっぷりでもページ数はほどほどでした。私の説明じゃ良さが伝わらなかったと思うけど、どうぞ読んで下さい！

そこそこ面白かった。けど、全然甘くなかった...色々と恋愛的な部分で隠し事があるのかなと全然近づかないヒーローとヒロインの関係を淡々と読んでいたら半分過ぎ、4分の3が過ぎ、結局完全な政略結婚だったし、よかったと思えたのが最後の瞬間だけでした。クローリカどこ行ったんだ??

この方の書く世界観は好きなのですが、すっきりとしたハッピーエンドではなく、なんかもやもや感が残ることが多いんですよね。今回もそんな感じです。続きがでるのかな？

貴族令嬢ものの作品が好きなので、タイトル的に面白そうだと思い読んでみました。エルフから求婚されるとか羨ましいと思いながら楽しく読むことができました。

うーん、クラウスが求めていたものをお父様が知っていたのはまだ納得できるけど、主人公との結婚に対して秘密にしていたことが解決していくプロセスがあっさりしすぎててちょっと…、不完全燃焼でした。公爵家に潜り込んでた間者の行方が最後スルーで、えー！それでいいの？オチは?となりました。

旦那様が隠すプロポーズした理由が、そっち方向とは!?本当に政略結婚だったのね。なおのこと、事件解決したらもっと甘々な二人が見たかったな。

求婚した理由が後半までなかなかわからず予想もつかずドキドキしました。ヒロインは心優しい性格でしたが、ラストは強いところもみせてくれて素敵でした。ヒーローは…悪くはないけどそこまで素敵に感じませんでした。

全体的には面白かったです。が、うーん？と思うところもあり…。ヒーローがヒロインに黙ってた事って、まぁ、ヒーロー側の事情を考えれば仕方なくも思えなくもないですが、話しておいた方が危なくなかったんじないの？とツッコミたくなりましたし、悪役があまりにポンコツに見えて、ザ・悪役(残念な方の)、でしたし、その悪役の配下の1人は結局どこへ行ったのって話だしで、スッキリしていないこともあるので、もしかして続きを見据えていらっしゃるのか？そのためにあえてアイツを捕まっていない設定にしたのか？と、下衆な勘繰りをしていたりします(苦笑)。ヒーローとヒロインは手紙のやり取りで距離を詰めて行ったようですが、その詳細はわからないので、特にヒーロー側の気持ちの移り変わりが多少掴みにくくはあります。分からなくは無いですが、ヒロインとのやり取りは結構少ないので、ラノベなので仕方ないとはいえ、もう少し2人の(甘い)シーンがあっても良かったかなぁとは思いました。