レビュー一覧

『アルファの耽溺』のスピンオフ。前作を読んでいなくても大丈夫ですが、本作にも前CPがキング＆クイーンとしてちょこちょこ登場するので、読んでいた方が断然楽しめます。ロンドンにある名門パブリックスクール・エドモンド校を舞台にファルテイン公国の公太子であるロラン（α）と公爵家次男でロランの従者である伊織（覚醒前のΩ）の恋物語。出逢った時からロランの伊織に対する執着溺愛ぶりは明らかだし、なんと言っても既に身体の関係までアリ… 後は伊織がオメガとして覚醒してしっかり結ばれるだけですな～と予定調和でストーリーが進みます。ロランの自信たっぷりな俺様ぶりは絶対的なαとして良いのですが、『耽溺』のアシュレイに比べたらやはり言動が子どもっぽい。しかもまだ脛かじりでキングの座にもついてないのに、避妊せずに好き勝手するのはヨロシクないですな。二人の間に葛藤や（身分違い・ロランの将来を気に病む伊織の苦悩はありましたが、すぐにアシュレイ＆伊織が手助けして解決してしまうし）当て馬の存在もなかったので、前作に比べると若干物足りなさを感じます。ファルティン公国の後継の事、寮長やキング、伊織の復学のこと…何かもうまく行きすぎでロランも多少は痛い目に遭った方がより大きな男になれるのでは…（笑）第3弾が出るとしたら由葵の弟の夏希でしょうか？（こちらはアルファっぽいですよね。憧れていた伊織の弟の裕樹はアルファだから相手にはならないかな）笠井あゆみさんのイラストは相変わらず美麗で眼福でした。

前回のカプの一学年下の子達のお話。ちょっとした障害はありますがほぼ甘々です、笑。オメガものですがオメガでありがちな特有の陵辱的な部分は少なく前回と同様ひたすらエッチはいずれ運命の番になる相手としかしないのでめちゃくちゃ甘々です。で、攻めのαはとことんα。前回に引き続きパブリックスクールを舞台とした王道的なラブストーリーでした、笑。

シリーズ買いです。今回も甘々で、最後まで安心して読めました。前作のユキとアシュレイが、ちょこちょこ出て来ては活躍してくれるのも嬉しかったです。

圧倒的なカリスマ感のあったメインカプと比べてしまうと、幼さを感じてしまうカプですが、やんちゃながらも運命の番を幼い頃から嗅ぎ分けていた攻めは魅力的でした。最後はうまく纏まり過ぎた感があったかな。いいところで差し色としてメインカプが登場するので、そこは嬉しい限りでした。キングの弟編とか今後あったら嬉しいです。

アシュレイ×由葵に逢いたくてなので逢えて嬉しいです。ただこの２人の存在感が大きくて・・・ちょこちょこの顔出しオーラが違います。そしてクイーン☆キングが愛のキューピットなのか？？・・・ロラン×伊織もキングを目標に頑張っている姿が微笑ましいのですが(裏の顔を見たいような)…… 兎に角双方愛されまくっています(笑)・・初々しく感じているねは私だけ？ 何せお互い初恋を実らせているんだから、凄い執念執愛？？… そしてこちらも「運命のつがい」でしたか、納得。

「パブリックスクールの恋」シリーズなので読んでみました。前作「アルファの耽溺」を読んでなくてもOKだと思いますが、アシュレイ＆由葵も登場し関連性があって面白いので機会があったらどうぞ～。今作は主従関係の二人・・互いの気持ちを伝えられないために起こる両片思いのこじらせ愛です。ロランはスパダリαだけど執着と独占欲が強く腹黒いところがありアシュレイに比べるとお子ちゃまデス(;^ω^)それに対して伊織は健気で常に自分の気持ちは抑え主であるロランの事を一番に考える性格。そのため数々の試練に悩みます（恋心にフタ、覚醒、未来を諦める、妊娠）周囲の協力もあり最後はハピエンに終わりホッとしました(#^^#)エピではその後の二人、そしてアシュレイ＆由葵の隙間時間を読めて嬉しかったです(^^♪

攻めが受けに一途というか執着してて、当て馬(以下でしたが‥‥)を即排除したり、主人公の思い込みによるプチすれ違いがあるものの平和なストーリーです。前作主人公のカプが喧嘩擬きをしていないせいか現キングが頼りになる先輩になっててちょっと驚くかも(苦笑)。

前回のカップルも出てきます！アルファの主人にオメガの侍従というありがちなカプですがやはり王道の組合せです。

前作に続き良かったです。が、ちょっと両思い過ぎるというか、もう少し苦難が欲しいかなぁ。ラブラブカップルで安心して読めます

前作に引き続き攻めの溺愛ぶりがよかったです。登場人物が全員貴族や王家の子息なのでラグジュアリーな雰囲気が現実離れしていてファンタジーとして楽しめます。幼馴染同士がお互いを一途に思いあう話なので、執愛というにはいささか正攻法すぎてあっさりしていたかなと思いました。もっと攻めが悪辣な感じでドロドロしたドラマがあるかと思ったのですが、ちょっと我儘な王子様でした。今回も安定の甘々な２人でした。