レビュー一覧

最初のころ、高校生の忍は家族や周囲の期待に応え続けてきて、まるで平均台を歩いているような危うさを感じ、その繊細さが痛々しかった。バス運転手の梶谷との出会いは、忍の日常に小さな変化をもたらしました。不安定な年ごろだからこそ、忍の恋が美しく、輝いているように見えました。忍が自分の恋心に気づくまで読んでいてドキドキしました。想い確認し合った忍と梶谷、彼らの未来は分からないけれど、後悔の無い日々を送って欲しいと思うのです。

真面目な子の成長物語にBL展開をくっつけた感じ。