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群像劇を書かせたら右に出る者はいないと思える作者さん。若い頃Bananaに夢中になった。途中漫画から離れたが、海街シリーズから追いかけ始めた。感情の機微を丁寧に紡ぐ作風は身に迫る。作者と同じく、私も歳を取ったということか。
この情景の一部になってみたい…そう思うようなヒトの息づかいや生活が流れていく作品。
1巻で登場人物達の関係にまだなじめないうちに「ちょっと重たい過去」が出て来たのできついなと感じていたけれど、2巻ではその「どうすることも出来ない過去から続く今」に鮮やかに軽やかにしたたかに立ち向かっていく姿が描かれていたので気持ち良く読めて今後が楽しみになった。
こどもらしさを奪われた主人公が、奇遇な経緯で居場所を与えられ、癒されていく「海街diary 」のスピンオフ。 だけど世界観は真逆で、長所も短所も併せ持つ大人達の中で、自らの居場所を作るため必死で頑張るこども達の物語。 町では人格者と目されているはずの、飯田の叔父さんや旅館の大女将が、親として子育てはあまりうまくいっておらず、この美しい山あいの温泉街に今のところ「海街diary」に登場するお姉ちゃんズのような力強い大人はいないようにみえる。 主人公の和樹や妙は、自分のことで精一杯の大人達の中で、周囲へ甘えることを諦めており、年齢不相応に大人びているのが切ない。 今は年下の妙に侮られている和樹が、素直でしなやかな包容力のある大人に成長していく様子に、物語の先行きに明るさとあたたかさを感じる。まだ1巻しか出ていないけど、続きが楽しみ。
漫画家は、絵と文学の才能に恵まれた人たちだと思っていましたが、この作品はまさにそれです。ひとコマひとコマがとても丁寧に描かれ、温泉旅館で働く主人公の心の動きにフォーカスして話が進みます。アニメになるよりは実写ドラマ向きなテンポです。先生にはずっと現役で描いていただきたいです。
何がいいのか、何処がいいのかを明確な言葉には出来ませんが、とにかくいい感じです。読んで損はないです。
海街シリーズからこちらへ。人間模様、心の動きがやっぱりさすが、、と思いながら丁寧に追ってます。和樹、妙、幼馴染、めんどうな人達、心ある人達、そうだよなぁ。狭いコミュニティの中で、どうしたって心は揺れる、でも生きていく。生きているという息吹を感じさせてくれる作家さんです。
海街ダイアリーからファンです。温泉街の旅館の湯守の見習いかずきと、幼なじみ達、周りの大人の描写が丁寧で読みごたえあります。
「海街ダイアリー」からの続編です。年頃の青年になった和樹の思春期独特の葛藤や温泉街の街並みを感じる絵!そこで暮らす個性豊かな住人がおもしろい!登場人物が多過ぎて理解しながら読んでくのも楽しい!大人になったすずちゃんもいつか登場してほしいな。3姉妹姉さんたちも!笑これからの展開が楽しみです。
個々の葛藤が描かれているんですが、徐々にいろんなことが明らかになっていかところがおもしろいです。社会問題も盛り込まれてます。倉さんや大女将、住職の心のあり方がいいなあと思いますね。
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群像劇を書かせたら右に出る者はいないと思える作者さん。若い頃Bananaに夢中になった。途中漫画から離れたが、海街シリーズから追いかけ始めた。感情の機微を丁寧に紡ぐ作風は身に迫る。作者と同じく、私も歳を取ったということか。