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池辺葵さんの作品は大好きで、この作品もとても好きなのですが、ひとつだけ。私は岳くんがあまり好きになれません。今どき、片親だったり毒親に傷つけられて育った子どもなんて悲しいことですが本当にたくさんいて、何も珍しいことではありません。実際に作中でも、山田くんだって岳くんと立場は違えど複雑な事情のある家庭で育っています。主人公ではないにしろこの作品のテーマを語る主要キャラクターなので、主人公補正みたいなものが掛かるのは作劇上仕方ないとは思います。しかし、家族はともかく彼の友人知人皆んなが彼の背景を慮って彼の心情を想像して痛み入ってくれる・・・というのは、少しリアルではないかも。岳くんだけがあまりに守るべき美しいものとして描かれ過ぎている気がしました。優しく淡く現実に寄り添った世界を描かれる池辺さんの作品ですが、時折ファンタジーが入ります。「繕い裁つ人」の世界観とかもそう。個人的にはもう少し現実的な世界観の方が好みというだけで池辺さんの作品は素晴らしいのですが。この作品で言えば、仁衣ちゃんの仕事関係の話が好きです。
四姉妹と母、甥っ子岳くんのおはなし。池辺先生の優しい絵と言葉たちに、ホッとする一冊でした。なんだか、キャラクターの内側に踏み込みすぎない距離感がとても心地よかった。今後は、この家族を中心に、色々な人物目線で物語が広がっていく感じでしょうか。お姉ちゃんたちのおはなしも気になります。“優しさの罪悪感” わたしも、もしかしたら誰しもが感じたことがあるのかな?ほんのりと、でもしっかりと元気を貰いました。
この作者さんのお話を読むと、いつもほわっと心が暖かくなるんです。とある家族の4姉妹という人数多めなメインのせいか、若干ごちゃっと、というかスイスイ読める流れではありませんが、でもだからこそ、少しずつ大事に読み進めたくなります。時に悲しく、時にクスッと、当たり前の様な毎日に感謝しなければいけないな、と思わされます。こちらの作者さんがお好きであれば、絶対に買いだと個人的には思います。
マイリストに入れていましたが、期間限定でお安くレンタルできたので、借りてみました。うまく整理できない人間の感情が丁寧に描かれてます。琴線に触れる言葉があって、2巻が特に良かったです。娘さん達よりも、お母さんの描写が好き。
登場人物の全員が幸せに、なってくれるといいなと思って読んでいます。
2巻まで読みました。物語を楽しみたいのですが、いまのところ岳君がまったく好きになれないので辛い。学校や職場にたまにいる、仕事もできず魅力もない(ゴメン)のに妙に余裕のあるそぶりの男の子はもしかしたら実家でこんな感じの女系家族に蝶よ花よと王様のように扱われているのかもしれないな、と想像しました。
いつもじんわりあったかな場面に出会えるのが心地良い。
良かった。人がちゃんと生きて暮らしていた。
初めて読む作者さんでしたが、レビュー評価が良かったので読んでみました。すごく言葉が沁みてくる作品です。映画とか映像で見てみたいな。
本当に素敵な作品に出逢えた事が幸せです。絵のタッチも柔らかくて、話もとても心地よいリズム感で、柔らかく穏やかだけれど、革新をつくセリフにハッとしたり。自分自身が揺れた時、自分のリズムを取り戻したい時に頼りにさせてもらえる宝物の作品です。
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池辺葵さんの作品は大好きで、この作品もとても好きなのですが、ひとつだけ。私は岳くんがあまり好きになれません。今どき、片親だったり毒親に傷つけられて育った子どもなんて悲しいことですが本当にたくさんいて、何も珍しいことではありません。実際に作中でも、山田くんだって岳くんと立場は違えど複雑な事情のある家庭で育っています。主人公ではないにしろこの作品のテーマを語る主要キャラクターなので、主人公補正みたいなものが掛かるのは作劇上仕方ないとは思います。しかし、家族はともかく彼の友人知人皆んなが彼の背景を慮って彼の心情を想像して痛み入ってくれる・・・というのは、少しリアルではないかも。岳くんだけがあまりに守るべき美しいものとして描かれ過ぎている気がしました。優しく淡く現実に寄り添った世界を描かれる池辺さんの作品ですが、時折ファンタジーが入ります。「繕い裁つ人」の世界観とかもそう。個人的にはもう少し現実的な世界観の方が好みというだけで池辺さんの作品は素晴らしいのですが。この作品で言えば、仁衣ちゃんの仕事関係の話が好きです。