レビュー一覧

この作品、原作は『ルーク・クレイグ　テキサスの恋23』ですね。コミック化の際に邦題を変更するのを悪いとは言いませんが、探すのが大変なのでちゃんと原作小説とのリンクは出来る様にして欲しいです。で、今作の内容ですが、原作レヴューの方であちゅさんが指摘されてますが、『トム・ウォーカー　テキサスの恋18』のヒロインの兄ルークと『熱いレッスン』(花季くる実先生がコミック化されています)のヒーロー(テキサスの油田王)の妹ベリンダが主人公カップルを務めています。主人公2人の過去は『トム・ウォーカー』、『熱いレッスン』でも色々語られていましたが、まあ、あんな過去がある2人が付き合ったらこうなるだろうな、という話です。また、『テキサスの恋』シリーズなどの常連キャラで『傷だらけのヒーロー　孤独な兵士6』ではヒーローを務めているサイ・パークスが今作でも出ています。あとコミック版で気になったのは原作ではアフリカ系と明記されていたケルズ君の外見です。ここはもっとアフリカ系らしい外見に描いて欲しかったです。

ぎゃー！！ヒーローがカッコよすぎ！！漫画が流麗で素晴らしい！！しかもダイアナパーマーお約束の人でなしヒーローでなくて、ハートウォーミング。臆病なヒロインの心を限りない優しさで包んでくれる所がいいですね！しかしあの子は色々やらかしてくれるよ。サイパークスの所で牛にお縄をかけるなんて。でもサイパークスと聞いて大丈夫、安心よと思ってしまった。ついでに警察署長のキャッシュグリヤも出て欲しかった。この漫画家さんでジェイコブヒルのシリーズ化お願いしたいです。

カウボーイハットをうまく描ける漫画家先生はなかなかいないけど、春日先生はカッコよく描けて、服装のスタイルもきれいな身体の線に沿ってビシッと足元までスッと一直線に決めて描けてらっしゃいます。素晴らしい！ヒロインの女性らしい可愛らしさとヒーローの男性的なカッコ良さが抜群で楽しめました（＾∇＾）ヒロインが子ども達をバスに乗せて帰るシーンのとき、ヒーローのあのお辞儀は拍手喝采！ステキ過ぎる！！今後も先生のハーレクイン、期待してます。

あまりﾊｰﾚｸｲﾝでは見かけない漫画家さんだったので、どうかな？と思いましたが、絵が丁寧だし、動物を交えてのｽﾄｰﾘｰ展開も上手で、思っていた以上に良かったです。

ダイアナ・パーマーの傲慢ヒーローをとてもよく、うまく、いい人に描いておられると思います。結婚しない＝家事が嫌いとなるのは傲慢らしいところが垣間見えましたが、それ以外はとても良いヒーローだったかと。ヒロインの方が後ろ向き。でも最後にはヒーローの側に行ったってことは・・・自分の仕事を諦めたような気がします。そんなでよかったのか。でも自分の幸せが一番よね、HQだもの。ダイアナ・パーマーだもの。

ダイアナ・パーマーの書く傲慢、ヒロインに辛辣な言葉を吐く、ということがないヒーローを初めて読んだかも？しかもこの作品のヒーローは優しく、誠実で、それにヒロインへの愛を隠そうともしません。なので、ヒーローに躊躇するヒロインがじれったく感じました。まぁ、両親の事を思うと、仕方がないのかも知れませんが…。結局、ヒロインの仕事がどうなったのか描かれていませんが、きっとヒーローに支えられて、ジェイコブズビルで弁護士を続けているんでしょうね。だって、勿体ないでよね弁護士資格（汗）。

いまいちだったなあ。盛り上がりが強引だった。

絵もきれい。牛とか馬もちゃんと描けていました。ただ、主人公のヒロインが美人すぎだし、ヒーローもカウボーイにしてはハンサムすぎます。牧場よりもマンハッタンに住んでいる人みたい。

魅力的なヒーローがヒロインを一途に口説くのが素敵でした。