レビュー一覧

弟の死亡事故を探りにヒロインに近づいたヒーロー。ヒーロー母が事故死の判決下った際に『息子はあなた達親子に殺された』と叫べば、マスコミに追い回されて大学にも居られずヒロインは海外に行くしかなかったのに、真実を隠して逃亡していた！快活でモテモテの弟をもて遊んだ！等、ずっとヒロインを貶めて責めるばかりのヒーロー。どう展開してハッピーエンドになるか期待しましたが、ヒロインが【ストーカーで無理心中の失敗】と語り、ショックでヒーロー逃げ去り、半年後のヒロイン個展にヒーロー現れてプロポーズ！とヒーロー母からの謝罪の手紙。あっけない納得できない終わり方でした。表題【あの日を忘れたい】は、事件の日なのか、ヒーローと愛し合った日なのか、ヒーローが事故死したストーカー男の兄と知った日なのか。真実を知った時のヒーローただ逃げ去る場面は原作通りなのでしょうか。真実を知った後の葛藤が全く表現されておらず、とても残念でした。

ヒーローの葛藤が。あったんだろうけど、絵が淡々としているのでヒロインを常に責めているとしかとられない。でも客観的に見ても、自分の知りたい答えを言え！　と脅迫しているようにしか思えないし、弟がストーカーなら兄もストーカーである。結局は似たもの兄弟かと思われる。それでいいのかヒロイン。

うーん、微妙。　コミカライズ作品としては、さすがは篠崎さん、淀みなく美しく仕上げられています。ヒーローとヒロイン二人の間にどんな複雑な事情があろうとも、会うべくして出会った二人の愛を止めることはできないのねと、納得させられて（？）しまいます。ただね〜些細な事だけど、自分と母の為に真実が知りたいからと一方的にヒロインの人生に踏み込んできて、更にヒロインの家にまで押しかけてきて付け回してって、ヒーローよお前も立派なストーカーぞ！その上「お前が弄んだんだろう？」とか「いくら払えば話す気になる？」とか暴言吐いておいて、ラストは「愛してる」「結婚してくれ」だけ？　一言でも良いからきっちり詫びを入れて欲しかったなぁ〜。ヒロインのお父さんは、ヒーロー弟のせいで心臓発作を起こして亡くなった訳なんだし、ねぇ？　それと、絵柄が少し変わったのか、このヒーローからは今までの篠崎作品のヒーローみたいな滲み出る色気が感じられなくて…

面白かったのですが、ヒロイン、自分を殺そうとした相手のお兄さんと、幸せになれますかしら・・・。

ストーリーが謎めいたものを含みつつ進んだので気になってレンタルしましたが、結局要は、ストーカーまがいしてた弟のことを知らずに、兄が疑ってるヒロインに近づくって話かぁ、と思うと微妙でした。

ひどい話だ。ストーカーの親って絶対「うちの子に限って」て言うのよ。まぁそんな親だからそんな子になるんだろうけど。周りは迷惑なんですよ。

作画は良いけれど、内容の描き込みが決定的に足りないような…そもそもこの物語をこのページ数で描くのは無理な気がする。

この作家さん、ハーレーの中では結構好きな作家さんなのですが、今回は原作のせいなのか、隠されていた謎というかわだかまりが解けた後の描写が無くて、いきなりハッピーエンドというのは、なんか物語に無理があり、モヤモヤが残るだけでした。残念。

本当に誰も幸せにならない真実だし、この過去のうえに二人がくっつくことも幸せになれるのかと考えてしまった。ヒーロー母は割りきれるかなぁ…。ヒロインは悪くないから余計に辛い。ヒーローもあの時点で手出すなよ。

壮絶ですね。ヒーロー親子と弟が凄く独りよがりでこんな家族と関わりを持ちたくないです。ヒロインがヒーローを愛するのは不思議で仕方ないです。摩訶不思議物語でした。