レビュー一覧

びっくりな展開。君はテーブル？一歩間違えれば変態プレー。HQなのに。そこからどうやって心動くのか見ものだ。

ヒロインへのアプローチをヒロインが好きな人がやったらハーレヒーローで、そうじゃないなら「訴えるぞ！」という話です。前半のヒーローが撮った写真はどうなった？ヌードのは公表する気ないんじゃ…。表紙のイメージと話が違ってびっくりでした。猫ちゃん可愛い。

作者買いしたのですが、ストーリーはいまいちでした。ハーレクイン的な要素があまりなく…。ヒーローが窮地のヒロインを助けに来てくれてハッピーエンドではありますが、ヒロインを撮っていた写真はどうなったの？…とか、クライマックスで、今までの展開はこのため？とか…これで終わり？！という、なんかモヤモヤが残るラストでした。正直ストーリーだけなら、☆2つ。

タイトルがタイトルだったのでセクシーなカメラマンのヒーローとの危険なラブストーリーだと想像していたら…結構なサスペンスでした。

タイトルの『危険な花束』より、写真家ヒーローのヒロインを【テーブルに見立てて写真を撮る】に重点有り。変わったスタイルの写真家ヒーローとの恋愛物にするか、ストーカー物にするか決めた方が良いと思います。

男カメラマンってかっこいい人じゃないとモデルも乗ってけない気がする。かっこよくないと色々セクハラとかで訴えられそうですね。

作画はとても綺麗でHQ感満載です。ストーリーもサスペンスも入り主人公の気持ちに「そーだよね〜」と感じる事ができるのですが、何故か私は他のHQを読んだ時の感動が無かったです。単純に私の好みから外れていたのだと感じます。作画はとても綺麗でした。

なんと言っても津寺先生の絵が好きで今回もまた購入してしまいました。ストーリーは後半突如ストーカーが出てくる展開で、これまでの登場人物から簡単に予想ができましたが、2人をくっつけるきっかけにはなっていました。

何が危険？！と不思議な気分で読み進めていったらば。うーんサスペンス。驚いた。

カメラマンとモデルという立場でのやりとりが独特なので芸術的な表現をすんなり受け入れられるかも、好き嫌いの分かれるところかもしれません。でもここのやりとりでお互いが惹かれ合うので重要なポイントかと思います。お堅い仕事のヒロインが、離婚後に自分の殻を破って前向きに踏み出す大切な時を描いた良い作品だと思います。プチサスペンスも良いスパイスでした。