レビュー一覧

健気と書いて「そら」と読むシリーズ。今回そらちゃんは、流された結果いいことをするのでは無くて自分からできることを探していきます。成長してる・・・（感涙）その結果相変わらずなのは旦那様のラブっぷりということになってしまいました（笑）

安定ラブラブの３冊目。ソラに貫禄が見えてきました。高虎は相変わらず溺愛系の強い武人ですが、少し弱さをぽろりと出して、完全無欠が崩れてきたのがかえって良かったです。まだ続きそうなので、今後はバカップルとして発展した2人をみたいかな。SSは次郎丸メインの二本。彼らのやりとりは確かに面白いけど、本編で垣間見るのがちょうど良く、SSにはやっぱりメインカプの話が読みたかったのでそこがちょっと残念。

空良の能力が遺憾なく発揮され、頼もしいストーリーです。高虎も力量を試されます。シリーズ３作目ですが、一番厚みのある話で、読み応えがありました。健気受けとスパダリの本領発揮です。周囲から愛される二人が幸せそうで、ほっこりします。

今回は義父に請われてそらが戦場に赴くという話です。最初はそらの存在を侮蔑のように捉えていた人達が段々とそらに対して態度を改めていった様が良かったです(*^^*)

夫婦共々試されて、意地悪もされて、互いに弱さを認めつつ成長していく。シリーズ化で巻が重なって来ると、何か事件が起きて無事解決みたいな感じが多いけど、この作品は深みがあります。

第3作目、うれしい！作者&作品買いです。前作で、そらちゃんがゴタゴタに巻き込まれるのは旦那様がお留守の時だけ、と作者さまが言ってましたが、従軍！とは！そうきましたか～、ていう感じです。

空良は戦場で水攻めを進言し、新領地で嵐を予測したりと大活躍、高虎はさらに愛しくなるのは当然です。タイトルは逆に「旦那様の誉れは・・・」ですよね。

シリーズものは、だんだんなかだるみしてあきてくるのですが、そらが1冊ごとに成長していって、あきるどころかワクワクして読んでいます。

シリーズ3作目。面白いのですが、シリーズものなのでどうしても最初の勢いがなくなってきたように感じました。男嫁など認めないという既視感がある展開が続いて少しマンネリを感じてしまったのですが、お話しは相変わらずシリーズものでよくここまでというくらい2人の成長や環境が少しずつ変化していって面白いです！

シリーズ３作目。そらが我慢して控えていれば旦那様の価値が下がるのだと気付き、本気で隣に立とうとし始めるそら。大人になってく彼が喜ばしい、またウルウルさせられました。