レビュー一覧

控え目に言って傑作。どんなに華美な讃辞を並べても語りきれない美しさ。ARUKUファンなら兎に角読むべし。著者の既刊作品を全て味読してきて、ARUKU名義の中で一番好き。正直、最近のARUKU作品はエロが多く、スパダリ攻め×処女性有りの薄幸受けに食傷気味でした。作者買いするのはこれで最後にしようと思い購入したのですが、圧倒的なARUKUワールドの前に杞憂は吹っ飛びました。質朴な登場人物の心の機微の繊細な描写、登場人物を取り巻く寂寞感溢れる世界。その中で、光る羅針盤のような恋。これがARUKU先生の真骨頂だと、個人的には思うわけですが、先に挙げた全てが今作で最高の純度で輝いているように感じました。人の美しさとはどこから生ずるのか、その本質を見た気がします。作者買いされる方は勿論、同性愛、異性愛問わず、美しい恋物語を読みたい方全てに全力でオススメできる傑作です。

面白かったです。主人公たちが1話ごとに各使命（と言えるのか…）を果たしながらたましい探しの旅を続けるという寓話的なお話。ARUKUさんの本はほとんど読んでますが、わたし的には作者様の言いたいことが一番すんなり入ってくる話でした。失礼ながら絵がすごく上手くなって世界観がしっかり表現されていたのも理由のひとつじゃないかなぁ。作者様が描かれた世界を言葉にするのは野暮でしょうね。ただ、愛の話であり恋の話でもあるのはたしか。そしてこの旅の結末はどう考えられているのか、非常に気になります。痛みも覚悟してます〜。

久しぶりに涙を流して泣きました。心の善と悪、美しさと醜さを各章ごとに多彩な登場人物が見せてくれますが、設定はSFなのに派手にならず、淡々としています。BL漫画というよりは、物語りといった方がしっくり来るかもしれません。ARUKU先生のこの童話風な作調には他の作家さんには真似出来ない唯一無二の個性と世界観が溢れていると思います。1と表示がありましたが２巻に続くのでしょうか。ARUKU先生の作品は最後がはっきりと描かれていない事が多々あるのですが、今回はどうなるのか楽しみです。長く描き続けていただきたい作家さんの一人です。エロを求めている読書さんには全くおすすめ出来ません。

これはもう文学作品です。それぐらい読み応えがあります。ARUKUさんの創造の泉が深すぎて溺死しそうな気になります。好きなネタを詰めこめるだけ詰め込んだのか、この1作で10作品ぐらい作れるんじゃないの？ってほど内容が濃いです。またこんな作品に出会えて感謝です。

もう、もう、涙が、心が震えます。読み返すたび、どんどん心に染み込んでいきます。色々もっと書きたいのだけど、今は、もう一度読みたい…！たくさんの人に、このお話を読んでほしいです。どんな心にも、寄り添って、癒してくれる、そんなお話です。

ARUKU先生の独特な世界観が大好きです。グロテスクと可愛さの入り混じった絵も奥深くて味があります。そしてやはり別格です。どうしてこんな話を思いつくのだろう、というストーリー展開でいつの間にか話に引き込まれてしまいました。この旅の行く末がどのようなものであるのか、期待し過ぎて続きが待ち切れないです。

2ヶ月に一度ルチルスイートを楽しみに読んで、改めてこちらでまとめ読み。本当に美しい稀有な物語です。BLの枠を超えて万人にお勧めしたいです。

作者買いです！アルク先生の作品は心が洗われる本当に素晴らしい作品です。小さい命を大切にし時には死や残酷な部分もありますが、それがあるからこその生きる厳しさだったりというのが染みる。こちらはキラキラセブンに収録されているマイガールやブリードと繋がった背景でしょうか。キラキラセブンもチロリも大大大好きな作品です。とにかく迷ってる方はぜひ読んでいただきたい。BLという枠に収まるのがもったいないくらい。これからもアルク先生についていきます！

ARUKUさん大好きで作家様買いです。いつも素敵だけど今回もとっても素敵(´- `*)　二人？三人？にはとびきり幸せになってほしいけど、ずっと旅をしていても欲しいです。　そして作画がARUKUさん独特の味を残しながら時々ハッとするくらいキレイで、ただの一ファンなだけなくせして、誇らしいような嬉しい気持ちになりました。正直あまり上手くなりすぎてARUKUさんの世界から絵が離れてしまったら寂しいなと思っていましたが、今回も素晴らしく素敵なARUKUさんワールドでした。　作品を産み出すことって本当に大変なことだと思います。描き続けてくださってありがとうございます。これからも応援しております。

こういうARUKUさんの作品を読みたかったんですよ。まさにARUKUワールド。前作はちょっと違ったからなあ…。エロシーンが多くて好きだのなんだの言っているBLももちろん読みますけど、ARUKUさんの描くストーリーはファンタジーの世界を通して色んなことを問題提起して訴えているような気がします。ゴドーはあの戯曲「ゴドーを待ちながら」のゴドーを意識してでしょうか。二巻早めにお願いします。