レビュー一覧

飲んでいた濃いカルピスがどんどん薄くなっていくような…。この題材であれば複雑な感情が絡み合うはずなのに読み進めるほど薄くなっていく。最初の方は「どんな理由で？」「どういう関係性だったの？」と関心を持ちながら読み進めていたものの、心理描写が表現というより説明調寄りで、色々とあっさりしていて登場人物にも個性が無く物語に没頭出来ませんでした。このストーリーに何が足りないかを一言でいえば「葛藤」の表現力だと思います。同性の学生恋愛・BLに元から備わっている葛藤の要素に、さらに記憶喪失という葛藤が重なるのだからもっと「人間」の部分を表現して欲しかった。記憶喪失になった原因の事故当日の出来事を思えば、攻めの「思い出してほしい…だけど思い出して欲しくない」という葛藤、そんな日々の中ふと現れる喜び、その後にくる切なさなどがもっと表情であったり行動で表現されていれば大きく評価は変わると思います。

記憶を一部喪失した男がそれを取り戻すお話。ショックのせいで一時的・短期的喪失で,そのうち戻るでしょー的な明るい始まり。にしても，かなり描写不足が否めない。「記憶」，とりわけそれを「忘れる」っていうのは，全部でも一部喪失であっても，人間の心理的な歴史を反映する部分だけに，やっぱりそれ相応の描き込みが必要だと思う。記憶を忘れた方も忘れられた方も，その苦しさや葛藤，背後関係も描かれていなさすぎで，セリフも含め全体的に軽い。親や友人の絡ませ方，思い出すきっかけも雑。1巻で描くには難しいテーマだと思う。小説をはじめ，記憶喪失BLでも，名作（と私は思っている）と呼ばれる作品も含め数あるが，設定・構成・心理描写の書き込みがよくなされているものが多いだけに，どうしても比較してしまう。かなり辛めの評価で申し訳ないです。BL多く読んでいる人には向かないと思う。ちなみに，エチシーンは最後にちょこっとあったっけ？ぐらい。

レビューは読んでたのですが、ホントにあっさりと終わりました。軽く読むにはいいと思います。できればもう少し何かが欲しかった。

他の方もおっしゃってるように、なんかにはあっさりでした。攻めと付き合っていたことだけが思い出せないというご都合主義な記憶喪失で、結局さくっと思い出してハッピーエンド。エロも非常に薄かったし、萌えそこねた感じです。

王道の記憶喪失もの。恋人同士なのに覚えてなくて、事故に遭う前に別れ話とか、定番なのに切なくて泣いた。健気な彼氏がまたいいのよ。

レビュー読んではいたけど、うん、レビューは嘘つかない。恋人のことだけ記憶を失ってという状況からのあっさり記憶戻りからの仲直り。記憶喪失の一因ともいえそうな反対してたはずの父親も二人で会いに行っただけであっさり前向きに？！もう少しストーリーが欲しかった。

好きな作家さん買い。ストーリー的には先が読めてしまった。もう少し盛り上がりが欲しいかな。でもやはりイラストはキレイで好き。

何度も読み返しています。「あっさりしている」という感想が目立つようですが、そんなことはなく、画で見せて伝えるタイプの作家さんなので、個人的には十分に感じ取れました。むしろ、言葉多くに語られるよりも、伝わってくるものが沢山あります。二人の純粋な気持ちが、美しい画を通して胸に響き、読み返すたびに温かい気持ちになります。画をじっくり見ながら行間を読み、ゆっくりと味わいたいとう方にぴったりなのではないでしょうか。

ほんっとーによくある展開とネタ 王道中の王道絵が綺麗だから星二つにしました。48時間があればよかった。180ページ超えてるとは思えないあっさりした話

可愛いお話です。ストーリーも絵も可愛いのでサラッと読めちゃいます。