レビュー一覧

悪魔のような少女なのだろうと思っていたのですが、本人は至って無邪気で正直なのですね。作品間違えで読んでしまいましたが面白かったです。もうひとつ似たような作品があったと思うのですが、可愛い赤ちゃんが母親の首を切り落としてボールにして遊んでる、みたいな場面が頭に焼きついています。←探してたのはこっちの作品なので、思ったよりおとなしいストーリーに思えました。

決してホラー・サスペンスのジャンルではないと思う。なので途中まで星1つだと思っていた。しかし最後まで読んで、私の中の評価が変わった。決してホラー・サスペンスではないが、違うジャンルとして、この漫画は素晴らしい。

昔読んでたいへん怖い思いをし、大人になってから冊子でか買って改めて読んだ本。大人になってから読むと、なんと哀しく美しい話だったんだろう…と。母や父の苦悩。そして血は繋がっていなくともロザリントを愛する執事のアルフレッドの苦しみ。殺人を犯している子供が、それも純真な心でしている行為が許されないものだったら。知ってしまった大人達はどれだけ思い巡らしたことだろうと、大きくなってこそわかることだと思う。読む時期が違うと、怖かったものも違う見方になったり、変わってゆくものがありますね。

以前友人に借りて読んだら、トラウマになった漫画です。でも、怖いもの見たさにまた読みたくなってしまう・・ある種の不思議な魅力を持つ作品だと思います。気の弱い人は、読む前に心の準備が必要かな（笑）

素晴らしい傑作です。ハラハラする物語もミステリアスな絵も、全部、素敵！もっと、著者のわたなべまさこさんの作品が電子書籍化されることを願ってます。

幼少の頃に読んで忘れられない作品でした。大人になって読むとロザリンドの父親の悲しみが理解できました。漫画というより映画を見終わった後のような読後感。傑作ですね。ずっと残ってほしい漫画です。

とても古いマンガでタイトルだけは知っていましたが読む機会がなく、今回初めて読みました。普通の少女マンガ誌にホラーも恋愛ものもサスペンスもコメディもごった煮で掲載されていた時代。作者後書きによると週刊フレンドで連載されていたんですね。今ではちょっと考えにくい(笑)また舞台がヨーロッパなのも70年代のマンガに多かったですね。有名なのはキャンディ・キャンディ辺りでしょうか。絵柄は古いですが、よく出来たサスペンスの洋画のように一気に読んでしまいました。さらに後書きによると前半が端折られたバージョンの単行本が長く流通していたようで発表から半世紀近く経ってフルバージョンが読めるのは嬉しいですね。Renta！さんは他のテレビＣＭをバンバン打ってる電子コミックサイトより、古いマンガが充実しているのがありがたいです。

わたなべまさこ作品は小学生の頃に読んでいました。悪気のない悪魔のような子を書く天才だと思います。怖いです。

昔読んで記憶の片隅に残っていた作品です。当時は、この作品の怖さだけが強く印象に残っていましたが、大人になってから読み返してみると、悲しい気持ちにもなりました。ロザリンドのような例は稀だとは思いますが、暴力や虐待など負の連鎖というものは必ずどこかで有るもの・・・。人間の持つ恐ろしさを改めて感じました。

小さい時に読んで衝撃だった作品。いつの間にか本棚から無くなり何年も見ることがなかったですが、こちらで発見して感激しました。ロザリンドの不気味さはトラウマで一生わすれられない。。。