レビュー一覧

『華麗なるシチリア』シリーズの2作目です。このシリーズはアレッサンドロ(7作目のヒーロー)の結婚式を花嫁アレッシアが彼の従兄弟マッテオの元に逃げてぶち壊すエピソード(なお、アレッシアとマッテオは最終8作目の主人公カップルです)を軸にしたコレッティ家の愛憎劇ですが、今作は1作目『恋する個人秘書』(真原ゆう先生がコミック化されています)との関連性が特に強い作品で、未読の方は前作と一緒に読むことをお勧めします。話の方ですが、基本的には原作通りです。ヒーローはプレイボーイ設定ですが、ヒロインには終始誠実でしたし、ヒロインもスキャンダルを広められ、長年マスコミから攻撃を受け続けている割りには真っ当な人で、シリーズ中でも特に好感が持てるカップルでした。コレッティ家の祖母テレサが前作に引き続き癒し系キャラとして出ているのも良いですし、ラファエルのゲスぶりは原作に比べると弱いのですが、全体的には良いコミック化作品だと思います。ただ、原作を読んだ時にも思いましたが、ヒーロー従兄弟サントは、前作でも監督経験のない自分の個人秘書(1作目ヒロイン)にいきなり監督を任せた場面を読んだ時は映画作りを舐めているのか、と思いましたが、今作だとその前に何でよりによってラファエルを起用したのか(前作を読む限り監督としても優秀じゃないっぽいし)、コイツはもしかしてコレッティ家でも一番の無能なのでは、と思いました(苦笑)。

普通ならヒーローがプレイボーイなので過去の女性関係等で嫌な思いをしそうですが、ヒロインなら大丈夫そう。ピッタリのカップルです。

ルカが悪い男じゃないのが好感が持てます。お話は、スムーズにいかないところがむしろいい!!です。折原みと先生の絵が懐かしくて読んだのですが、特に後半でテイラーとルカの愛情が深まってからの、若い２人の生き生きとした表情が魅力的な作品です。名車フェラーリは、速さと美しさがわかるように描いてもらえるといいかな。

昔からよく読んでいた作家さんです。作画も、以前より大人っぽくなって、ハーレの世界観に合ってきていると思います。このお話の、ヒーロー・ヒロインは、どちらも親の愛情に恵まれない子供時代を過ごしているので、お互いの痛みをわかりあえるのでしょう。きっと、思いやり溢れる素敵な夫婦になると思います。

無敵のカップルですね。大富豪と女優、最強です。二人の人柄もとても好ましい。

実業家と女優のお話。何となくこのふたりがずっと幸せに暮らせるかは疑問ですが、とりあえず絵も見やすくお話も良かったです。異性関係に色々あったふたりが改心して、、という展開があまり自分好みの話ではなかったのかも。

世間から悪評高いヒロインとヒーローのカップルの本当の顔が描かれているラブストーリーで2人のたくましさが気持ち良かったです。シチリア島に憧れを持っているのでのシチリア島の良さももう少し見たかったです。

2人の性格、設定、盛り上がり方が、個人的には好みではなく、残念でした。

みと先生の絵が綺麗でヒーロー、ヒロインは共に美しくセクシーで眼福でした。実業家のヒーローはヒロインを利用してはいますが、そこはWin-Winの関係です。ヒロインもヒーローから守ってもらう強かさもあり、ある意味最強でお似合いのカップルですね。

ヒーローもヒロインもステキな二人でした。ただ、ヒロインの秘密というかが女優としては、それほど、心配した秘密でも無い様な感じがしました。