レビュー一覧

恋人に求めるものがかけ離れている二人のお話。これはあまりハッピーな話じゃないですね。なんかこう、指向とか嗜好とか思考の違いをどうすり合わせていくかっていうのはその過程がすごく面白いテーマのひとつだと思ってるんですけど、本作はその導入に過ぎないので、やっぱりその落としどころを探る作業が読みたいです。切に。

こっわー，というのが読みあわった直後の感想。思考停止・感情停止に陥る手前っていう空恐ろしいラスト。心で繋がるってどういうことなんだろうなー。心理的につらいセックスでは幸せになれないのに。背景は描かれず，二人の現状の世界しか描かれていないので，トバリの心をこじ開ける人が出てくる続きを読んでみたい。トバリっていう名前が言い得て妙。内容の重層さと100ポイントの割安感で☆４．

作者様買いです。上級者向けかも。2人の関係性にゾクッとしました。好きです。

あー読まなければ良かった、と気分が落ちる話。ですが、奥が深くで闇が深い。これ、受の子にとってツライ。何にも悪くないのに、普通の事を普通に望んだだけなのに罪が深い。この作者さんのギャグ強めな話は好きなんですが、やっぱり重い話は重すぎて私には受け止めきれません。なかなか消化できず。

斑目先生のシリアス系のお話です。レンタの表記にシリーズ、恋の分量、って書いてあるので、続きが出るのかなあ。出たら読みたいです。このお話だけでも区切りはついている感じなので（仄暗いですが）、短編として読むことが出来ました。100ポイントはお得だったなあ。

好きな作家さんだけど、これは良く分かんない。好きなのになんでエロが嫌なの？受けにお願いされて別人みたく冷たくやってでも別れたくない？意図がちっとも汲めなかった

大好きな作者さんの久しぶりの作品で嬉しいです。病んでる相手との恋ですね。お相手は肉体関係への嫌悪感があるのかな。あんな手酷く扱うなんて。相手を酷く扱う人は、自分がそうとしかされてこなかったこともあるから、性的な虐待の経験があるとか？主人公にとって失くしたくない相手なら闇ごと受け入れたのかな。短編とはもったいない。先生らしい危うさが良かった。片方の愛が重いんだよね。

作者買いです。お互いの間にあるのは「愛」のはずなのに…。辛い恋を選らんでしまった２人の物語。トバリ目線で書かれているけどミツの立場から見ると、めちゃトバリひどいじゃんって感じ。弱いふりしてミツの「愛のかたち」を無視するトバリってどうなの？って思っちゃった。ミツもトバリを好き過ぎだよ～。これじゃぁ息が詰まっちゃう。この先２人はどうなっちゃうんだろ。どこか欠けた２人が歪な恋を手放せる日が来るのかな。この先が見たい！

心臓をモギュモギュさせられた様な気持ちです。ノンセクシャルのお話しなのかな？と思いながら読み進めました。でも難しいですね。恋の分量、凄いタイトルです。もうこれは自身で消化すべしにします。斑目先生の作風好きなので評価は高めです。作品とは関係ないですが、斑目先生の短編まとめたやつを一冊にして出して下さったらいいのに…。でも短話購入できたのでありがとうでいっぱいです。

41ページ100ptなんておトク！と思ったけど、いやもうなんじゃそりゃ、でした。じめじめぐじぐじ。