レビュー一覧

以前同じ内容で別題名であった短編に、その後のエピソードを添えて、挿し絵を小山田あみさんに変えての作品です。以前の短編は持っていて、それと全く同じ内容なようでしたので、その後のエピソードは気になりつつも購入するか迷っていました。が、ページ数をみるとけっこう新しい内容が多そうでしたので買ってみました。結果買って大成功でした。以前と同じ内容の短編も、小山田あみさんの美しい挿し絵であらたに楽しめましたし、その後のエピソードも、内容がとっても濃い！むしろ本編より濃いんじゃないか、といった感じで、財閥の闇や主人公家族の絆なんかもしっかり読めて、ページ数はそう多くないながらも、だからこそダラダラならずにギュッと、でも過不足なく詰め込んである感じで面白く読めました。　以前でた短編が好きだったという方なら、購入を迷ってるのであれば、買って損はないのではないかと思います。

コミカライズを読んでこちらの作品を心待ちにしていました。『heat capacity』を既に持っているのであれば重複しているのでちょっと損したような気分になりますが、こうして改めて読んでも面白いです。元々『heat』には無かった真頼のオメガの大叔父の設定が良い形のリレーコラボになっているので是非『heat capacity』の後に『孕むアルファ擬態するオメガ』（宝井さきさんコミカライズ）を挟んで『装うアルファ』を読まれることをお勧めします。さて子どもも産まれ共に会社も経営し、愛し合うパートナー同士となった黎司と真頼。沙倉之家が子ども達を後継者として手に入れようとしてきたり、かつての“ジョーカー“の客だった黎司の友人が現れたりとドラマティックな展開が続きます。でも二人とも何事にも臆することなく強くてカッコいい。運命を感じていながらも敢えて番となっていなかった二人が、紆余曲折を経てしっかり結ばれたのも良かったです。沙倉之を相手に闘う場面では、先に述べた“座敷牢設定“が生きてきてなかなか痛感でした。小山田あみさんのイラストも美麗で良かったです（1つの作品に3人違う絵師さん…贅沢ですね～）『孕むアルファ』の宝井さんの後がきで二人がそれぞれ双子の赤ちゃんを抱いているイラストがあったので「黎司と真頼、それぞれによく似た二卵性の双子…もしかすると、双子ながらアルファとオメガだったりして」と妄想を膨らませていたのですが、そっくりでどちらもアルファっぽい優秀な子どもたちでした。パパは最低～（笑）子どもたちが成長した後の続編も是非お願い致します。

二本立て構成で、しっかり最後までお話が進んだので落ち着くところに落ち着いた感があります。事件のわりにあっさり進んでいくと言えなくもないのですが、ダラダラするよりはいいです。

著者にとって初めてのオメガバース作品だそうですが、面白かったです。お家騒動がテーマ。登場人物の中に味方なのか、敵なのか、最後まで分かりにくい人が居て、ﾜｸﾜｸしました。漫画もありますが、小説の方が描写が細かいので、脳内妄想を楽しめます。出来れば、またオメガバースの作品を書いて欲しいです。

短編で以前に読んでいたが続きが気になって購入。攻めがかっこいいわ。子どもたちとの特有の連携プレーもグッド。

コミカライズを先に読み原作も読んでみたくなりました。前半はそん色なく一緒でしたが後半にその後が描かれていてどんどん引き込まれ一気に読んでしまいました(;^ω^)可愛い男の双子が生まれ家族四人で幸せに過ごしていたが、黎司の友人が登場したり沙倉之の家が絡んできたりで真頼の幸せを脅かす事態になり、ハラハラ・ドキドキが止まらない作品でした(^^)また次の作品で真頼の大叔父（座敷牢の人）の作品も読んでみようと思います。

書き下ろしが読みたくて購入しました。その後が読みたいと思ってたので良かったです。

コミカライズされた方を試し読みだけして、小説の方早く電子化して欲しくてリクエストしてました。話の内容は可もなく不可もなくってとこでしょうか。イラストが色気がすごく素敵でした

王道でした。余りアルファ物って読まないのですが作者買いでです。

受けが男娼をやってるという設定もあり、すごく艶っぽいお話でした。真頼も黎司も超人並みにいい男でゴージャスな世界観に浸りきって読みました。最初のお話で２人があっさりくっついてしまったので、もう少し話が長ければなと思いましたが、2話目がさらにドラマチックで満足できました。